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ラブカルチャースクール 3
第5章 Lesson 体力作り

巨人『ワタリ』だ――――!!
スーツ姿しか見たことなかったワタリも案の定、Tシャツとジャージ姿が物凄く似合っている。
運動着の上からでも、見事な筋肉美が見て取れた。
Tシャツの袖をたくし上げ、肩から見える二の腕は鍛え抜かれた筋肉が隆々と浮き立つ。
相変わらず凄い筋肉だな……
腕なんか私の二倍以上はあるよね。
スーツじゃないと、まるで格闘家みたいだ。
ワタリの筋肉を凝視していると野性的勘が働いたのか、ベルトコンベアの両サイドに足を載せ後ろを振り返った。
「使いたいなら退くが」
眉間を寄せていつも仏頂面だけど、額に薄っすらと汗を滲ませているのがちょっとカッコいい。
今のところランニングマシーンがワタリの隣の一台しか空いてなくて、私たちに譲ってくれようとしていた。
「いえ、大丈夫です。私は他の所から始めるので、コトミ使いなよ」
「えっ! 私も後でいいよ。サナ先に使って!」
ワタリが使っているのを途中で止めてしまうのも申し訳ないと、思った私たちはお互い空いている一台を譲り合う。
美しき友情! ――とまではまだ行かないが、お互い遠慮し合っていると
「いいから使え!」
「っ!!」
「ひゃっ!!」
イーグルアイがギラッと光り、私とサナは一喝されて恐れおののく。
やっぱりどこにいても、この鋭い眼光は迫力がある。
反対側で走っていた男性講師もワタリの声に一瞬飛び跳ねてしまい、ベルトに脚を取られそうになっていた。
スーツ姿しか見たことなかったワタリも案の定、Tシャツとジャージ姿が物凄く似合っている。
運動着の上からでも、見事な筋肉美が見て取れた。
Tシャツの袖をたくし上げ、肩から見える二の腕は鍛え抜かれた筋肉が隆々と浮き立つ。
相変わらず凄い筋肉だな……
腕なんか私の二倍以上はあるよね。
スーツじゃないと、まるで格闘家みたいだ。
ワタリの筋肉を凝視していると野性的勘が働いたのか、ベルトコンベアの両サイドに足を載せ後ろを振り返った。
「使いたいなら退くが」
眉間を寄せていつも仏頂面だけど、額に薄っすらと汗を滲ませているのがちょっとカッコいい。
今のところランニングマシーンがワタリの隣の一台しか空いてなくて、私たちに譲ってくれようとしていた。
「いえ、大丈夫です。私は他の所から始めるので、コトミ使いなよ」
「えっ! 私も後でいいよ。サナ先に使って!」
ワタリが使っているのを途中で止めてしまうのも申し訳ないと、思った私たちはお互い空いている一台を譲り合う。
美しき友情! ――とまではまだ行かないが、お互い遠慮し合っていると
「いいから使え!」
「っ!!」
「ひゃっ!!」
イーグルアイがギラッと光り、私とサナは一喝されて恐れおののく。
やっぱりどこにいても、この鋭い眼光は迫力がある。
反対側で走っていた男性講師もワタリの声に一瞬飛び跳ねてしまい、ベルトに脚を取られそうになっていた。

