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第22章 I Lesson ７回目

舌先で唇をなぞられてゾクゾクすることはあったけど、これはこれでくすぐったい。

どうしようかな――――一方的に顔を舐められ続けて、レッスンが終わってしまいそうな気もしてきた。

私も同じように舐め返してみたら、少し状況が変わるかな――――。

あぁでも、折角クニミツが積極手になっているし、下手なことして凹んだら厄介だ。

自分が生徒の時は受け身で良かったことも多かったのにと、改めて講師との立場の違いを痛感させられる。

うぅぅぅ――――えぇぇいっ！
そんな弱音を吐いている場合ではない！

このワンコプレイを活かしつつ、これからクニミツが担当するかもしれない生徒が気持ち良くなるように導くためにも、舐めろ！

舐めるんだ、チワワァァァ――――！

心の叫びのまま、一か八かで口の中から舌を勢いよく突き出す。

「クニ……ﾐ……」

「あっ！」

渾身のタンブロックは見事にクニミツの舌に当たり、ペロペロ攻めを阻止することが出来た。

さて、この後どうしよう。
キスとかに持ち込んだ方が、いいのかな？

だけど合わさった舌が押し相撲状態で、絶妙に力が拮抗している。

次のプレイを考えながら、クニミツと見つめ合う――――。

「ヒョ……ヒョミさん……」

熱っぽく潤むクニミツの目が、色っぽい。

重ね合う舌も熱を帯びてくる――――絵面は変だけど！

上から押してくるクニミツの舌を押し上げる状態の私の方が形勢不利じゃない？

いい加減、舌の根も唇の周りも痛くなってきたし――――私的にはかなり辛い状況なのに、観戦しているホズミは声を震わせて言った。

「なんかちょっと、エロイじゃない……」

ちょっと――――姉さん！！

関心していないで、ここはタイムを掛けてよぉぉぉ！