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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目
いつまでもこのままじゃいられないし――――押して駄目なら引いてみるとか?

その策で行けるような気がしたけど、合わさった舌は微妙な力のバランスを保っていて、中々動かせない。

だったらこっちを引いてみよう――――。

舌相撲に必死になっているクニミツの腰元に手を伸ばし、ユラユラ揺れて垂れているアレに手を掛けた。

どうか上手くいきますように――――えいっ!

シュルルルルル――――!

「ふぁっ!?」
「ひゃった~!」
「あら、まぁ~!」

引っ張ったローブの『腰紐』はすんなり解けて、クニミツの裸が露わになった。

突然のことに驚いたクニミツの動きが止まって、やっとこ舌相撲に勝敗が付く。

「はぁぁぁ。良かった~」

「やるじゃないチワワちゃん」

安堵している私と、関心しているホズミの様子に、自分が何かやらかしたことに気付いたクニミツは、股間に両手を当てて顔面蒼白になる。

「す、すみません!」

こういう所は、察しが良いんだよね。

でもしまうモノは、股間じゃなくて『舌』だったんだけどね。

折角、前向きにレッスンしていたのをここで自信を失わせたくないな――――。

「ううん! 前回よりも凄く情熱的だったから、驚いちゃって! この調子で大丈夫だよ!」

「え……本当ですか?」

責められると思っていたのか、クニミツは信じられないとでも言いたげな表情になっていた。

今回のレッスンで、クニミツに自信を付けて貰うためにも、どんな言葉を投げかけるべきかなけなしの脳みそをフル回転させて必死で考える。

「うん! 本当だよ! 元々クニミツは一つ一つのプレイが丁寧な方だから、それに今みたいなアグレッシブなプレイが融合すると、とてもアトラクティブだよ!」

あぁぁぁ――――自分で何を言っているか解らなくなってきたぁぁぁ!

ホズミの方に再び視線を泳がすと、また腹を押さえて笑うのを堪えていた。

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