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ラブカルチャースクール 3
第5章 Lesson 体力作り

ヤナセに説明してくれた、腹筋を鍛えるマシーンのある場所に移動していく。
すると途中で両手を広げてバランスボールに乗っているカレンを発見したが、何やら様子が変だった。
冷静沈着、鉄仮面なカレンの表情が明らかに困惑している。
カレンと向かい合わせに同じく両手を広げてボールに乗っている男性講師がいた。
だけどバランスを取っているというより、舞の型のように見えてしまうのは――――
「ハナブサだ」
そう――――バランスボールに乗りながらも、両手にはしっかりと扇子を握っている講師はラブカル広しといえどもこの人しかいないだろう。
まさかジムにまで扇子を持ち込んでいるとは、どれだけ扇子愛が強いだろうか?
そして何故かカレンも両手に扇子を握っている。
「はい、そうです。背筋を伸ばしたまま、堪えてみてください」
「は、はい」
ジムの中でもここだけ異空間状態だ。
通りすがる講師たちも、ハナブサたちを見ながら距離を置いて遠巻きにしていた。
「ぷっ! カレン捕まっちゃったんだ」
二人とも眼鏡しているし口調も似ているから、もしかして気が合うかも。
自分のこと以外でも楽しみが増えてきそうな予感に胸を躍らせながら、さっきストレッチしていた場所の近くを通ると
「痛い! ちょっとホズミ、優しくしてよ!」
「何言ってんの! あんたマスターの時からストレッチとかしてなかったの!」
「だって仕事もあったし、忙しかったからそんな暇なかったわよ~」
「ストレッチは美容の基礎よ! 舐めんじゃないの!」
ホズミがジュリのストレッチをサポートしてあげているけど、甘いことを言っているジュリの背中をタオルで叩いていた。
すると途中で両手を広げてバランスボールに乗っているカレンを発見したが、何やら様子が変だった。
冷静沈着、鉄仮面なカレンの表情が明らかに困惑している。
カレンと向かい合わせに同じく両手を広げてボールに乗っている男性講師がいた。
だけどバランスを取っているというより、舞の型のように見えてしまうのは――――
「ハナブサだ」
そう――――バランスボールに乗りながらも、両手にはしっかりと扇子を握っている講師はラブカル広しといえどもこの人しかいないだろう。
まさかジムにまで扇子を持ち込んでいるとは、どれだけ扇子愛が強いだろうか?
そして何故かカレンも両手に扇子を握っている。
「はい、そうです。背筋を伸ばしたまま、堪えてみてください」
「は、はい」
ジムの中でもここだけ異空間状態だ。
通りすがる講師たちも、ハナブサたちを見ながら距離を置いて遠巻きにしていた。
「ぷっ! カレン捕まっちゃったんだ」
二人とも眼鏡しているし口調も似ているから、もしかして気が合うかも。
自分のこと以外でも楽しみが増えてきそうな予感に胸を躍らせながら、さっきストレッチしていた場所の近くを通ると
「痛い! ちょっとホズミ、優しくしてよ!」
「何言ってんの! あんたマスターの時からストレッチとかしてなかったの!」
「だって仕事もあったし、忙しかったからそんな暇なかったわよ~」
「ストレッチは美容の基礎よ! 舐めんじゃないの!」
ホズミがジュリのストレッチをサポートしてあげているけど、甘いことを言っているジュリの背中をタオルで叩いていた。

