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ラブカルチャースクール 3
第23章 Lesson 『挿入』問題

二人のコントにオチが付いたところで、私の頭の中に疑問符が飛び交い始める。
――――うううん?
今の話を聞いていると、今回もレッスンがギリギリになることをヤナセは予測していて、前もって姉さんに伝えた上で、教室に戻らないで姉さんと直接別室に来るように指示が出ていたってことだよね?
それって何か――――予知!?
ヤナセの千里眼が、発動したってこと!!
もしくは単に、私のお決まりパターンだからとも言えるけど――――。
どちらにしても、起こりえることを想定して対処出来るようにしておいてくれたってことだよね。
いつものことだとはいえ、有難いやら、申し訳ないやら――――ただただ心の中で、後光を照らすヤナセに合掌するばかりだ。
――――そして、今に至る。
「ほう~」
ほうじ茶の芳ばしさと、優しいミルクの絶妙バランスに自然と、吐息が零れた。
なにより凄く、安心する――――。
疲れた身体に、じんわりと沁み込んでくるようだ~。
ほうじ茶ラ・テを堪能している私に、ハナブサが穏やかに声を掛けてきた。
「琴海さん、お代わりありますので、遠慮なく言ってください」
「ありがとうございます! 凄く美味しいです」
気持ちが落ち着いてきたのもあってか満面の笑顔で答えると、ハナブサの真っ黒な瞳が優しく光った。
「私の時とえらい違いよね~」
結局ほうじ茶ラ・テを自分で淹れてホズミは、恨めしそうな視線をハナブサに向けながら、椅子に腰かけると長い足を持て余すように組んだ。
そのタイミングで、ヤナセが口元に小さな笑みを浮かべる。
「では……各自から報告を伺いましょうか」
「はい、は~い」
「承知」
「はい……」
いよいよ本題に入る――――。
無意識に背筋がピンと伸びた。
――――うううん?
今の話を聞いていると、今回もレッスンがギリギリになることをヤナセは予測していて、前もって姉さんに伝えた上で、教室に戻らないで姉さんと直接別室に来るように指示が出ていたってことだよね?
それって何か――――予知!?
ヤナセの千里眼が、発動したってこと!!
もしくは単に、私のお決まりパターンだからとも言えるけど――――。
どちらにしても、起こりえることを想定して対処出来るようにしておいてくれたってことだよね。
いつものことだとはいえ、有難いやら、申し訳ないやら――――ただただ心の中で、後光を照らすヤナセに合掌するばかりだ。
――――そして、今に至る。
「ほう~」
ほうじ茶の芳ばしさと、優しいミルクの絶妙バランスに自然と、吐息が零れた。
なにより凄く、安心する――――。
疲れた身体に、じんわりと沁み込んでくるようだ~。
ほうじ茶ラ・テを堪能している私に、ハナブサが穏やかに声を掛けてきた。
「琴海さん、お代わりありますので、遠慮なく言ってください」
「ありがとうございます! 凄く美味しいです」
気持ちが落ち着いてきたのもあってか満面の笑顔で答えると、ハナブサの真っ黒な瞳が優しく光った。
「私の時とえらい違いよね~」
結局ほうじ茶ラ・テを自分で淹れてホズミは、恨めしそうな視線をハナブサに向けながら、椅子に腰かけると長い足を持て余すように組んだ。
そのタイミングで、ヤナセが口元に小さな笑みを浮かべる。
「では……各自から報告を伺いましょうか」
「はい、は~い」
「承知」
「はい……」
いよいよ本題に入る――――。
無意識に背筋がピンと伸びた。

