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ラブカルチャースクール 3
第23章 Lesson 『挿入』問題

「まず……琴海さんから、報告を頂けますか?」
「あ、はい……今日のクニミツとのレッスンは……」
ホズミもレッスンの状況を知っているし、何より現状がいつもと違い過ぎる。
何か他に主旨があるように感じて、報告自体は端的にレッスン内容の流れを伝え、自分の見解を添えた。
「時間は足りなかったかもしれませんが、クニミツは一つ一つの行為が丁寧だし、何より誠実です。経験を積んで、テクニックと自信を身に付ければ凄く良い講師になると期待しています!」
クニミツの一所懸命な姿を思い出すと応援したい気持ちが湧きたって、つい熱弁ぽくなってしまう。
ちょっと感情的気味の私の報告にもヤナセは静かに耳を傾けてくれ、小さく頷くと、最後に優しく微笑んできた。
「お疲れ様でした。本日のレッスンのレポートも宜しくお願い致します」
「はい。分かりました」
特に指摘されることもなく無事に報告を終えて安心したが、基本ヤナセは女性講師たちには厳しい指摘をしてこないのだ。
寧ろ体調とか凄く気を使ってくれるし、男性講師たちへ向けるような厳しさを感じない。
だからって、ヤナセの優しさに甘えてはいけないけど――――。
一仕事終えたからと言って、背筋に張り付く緊張感も解けない。
だってここからがきっと、本題だ――――。
「じゃぁ……ホズミの報告を聞こうか」
ヤナセの声が、心なしか低くなった気がする。
そして姉さん――――ホズミの声も、同じくトーンダウンしていた。
「予想通りね~。あの子、しばらくレッスンさせない方が良いと思うわ」
さっきまでの賑やかモードとは打って変わって、珍しくクールな口調で言い放ったホズミの言葉に、一瞬耳を疑いそうになる。
予想通り――――?
しばらくレッスンさせない――――?
「え……」
「どうして……そう思った?」
驚きが隠せなかった私の様子に、その予想を立てたであろうヤナセが敢えてホズミに問い掛けるように聞いた。
「あ、はい……今日のクニミツとのレッスンは……」
ホズミもレッスンの状況を知っているし、何より現状がいつもと違い過ぎる。
何か他に主旨があるように感じて、報告自体は端的にレッスン内容の流れを伝え、自分の見解を添えた。
「時間は足りなかったかもしれませんが、クニミツは一つ一つの行為が丁寧だし、何より誠実です。経験を積んで、テクニックと自信を身に付ければ凄く良い講師になると期待しています!」
クニミツの一所懸命な姿を思い出すと応援したい気持ちが湧きたって、つい熱弁ぽくなってしまう。
ちょっと感情的気味の私の報告にもヤナセは静かに耳を傾けてくれ、小さく頷くと、最後に優しく微笑んできた。
「お疲れ様でした。本日のレッスンのレポートも宜しくお願い致します」
「はい。分かりました」
特に指摘されることもなく無事に報告を終えて安心したが、基本ヤナセは女性講師たちには厳しい指摘をしてこないのだ。
寧ろ体調とか凄く気を使ってくれるし、男性講師たちへ向けるような厳しさを感じない。
だからって、ヤナセの優しさに甘えてはいけないけど――――。
一仕事終えたからと言って、背筋に張り付く緊張感も解けない。
だってここからがきっと、本題だ――――。
「じゃぁ……ホズミの報告を聞こうか」
ヤナセの声が、心なしか低くなった気がする。
そして姉さん――――ホズミの声も、同じくトーンダウンしていた。
「予想通りね~。あの子、しばらくレッスンさせない方が良いと思うわ」
さっきまでの賑やかモードとは打って変わって、珍しくクールな口調で言い放ったホズミの言葉に、一瞬耳を疑いそうになる。
予想通り――――?
しばらくレッスンさせない――――?
「え……」
「どうして……そう思った?」
驚きが隠せなかった私の様子に、その予想を立てたであろうヤナセが敢えてホズミに問い掛けるように聞いた。

