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ラブカルチャースクール 3
第23章 Lesson 『挿入』問題

そしてヤナセの問い掛けの意図を察したのであろうホズミは、眉を軽く上げ、一呼吸置くようにほうじ茶ラ・テを一口飲んでから意味深に微笑んだ。
「挿入、怖がってるもの……あの子」
ホズミの一言に、前回のクニミツとのレッスンシーンがフラッシュバックしてくる。
――――もしかして!?
「あ……私のせい……」
そうだ、やっぱりクニミツは、気にしていたんだ――――『射精』してしまったことを!!
同時にこの異例の報告会が、なぜ開かれたのかも理解出来た。
しかし、ここは流石のラブカル四天王――――!
「琴海さん……お気になさらず」
「チワワちゃんのせいじゃないもの!」
「琴海さん、ほうじ茶ラ・テのお代わりをどうぞ」
私が凹む前に、瞬時にフォローを入れてくる。
ハナブサが新しく淹れてくれカップを両手で受け取ると、程好い温度で優しい温かさだった。
ジッとカップを見詰めると、お代わりのほうじ茶ラ・テには、扇子の絵が入ったラ・テアートまでされている。
あぁ、どこまでも、この人たちは――――。
可愛い扇子のラ・テアートに、涙腺が潤む。
きっと今回のレッスンの組み合わせが決まった時点で、ヤナセは全てを想定していたのだろう。
――――私がこんな風に、凹むことまで。
三人は私を決して責めたりしないけど、やはり前回のレッスンは迂闊だったのかもしれない。
申し訳ない気持ちは、どうしても沸き上がる。
「すみません……またご迷惑を」
ちゃんと謝らなきゃいけないのに、一気に押し寄せてくる感情の波にのまれそうで頭が項垂れてしまう。
そんな情けない状態の私の方に向かって、ガッタンガッタンと椅子を引き摺って姉さんがやってきた。
「挿入、怖がってるもの……あの子」
ホズミの一言に、前回のクニミツとのレッスンシーンがフラッシュバックしてくる。
――――もしかして!?
「あ……私のせい……」
そうだ、やっぱりクニミツは、気にしていたんだ――――『射精』してしまったことを!!
同時にこの異例の報告会が、なぜ開かれたのかも理解出来た。
しかし、ここは流石のラブカル四天王――――!
「琴海さん……お気になさらず」
「チワワちゃんのせいじゃないもの!」
「琴海さん、ほうじ茶ラ・テのお代わりをどうぞ」
私が凹む前に、瞬時にフォローを入れてくる。
ハナブサが新しく淹れてくれカップを両手で受け取ると、程好い温度で優しい温かさだった。
ジッとカップを見詰めると、お代わりのほうじ茶ラ・テには、扇子の絵が入ったラ・テアートまでされている。
あぁ、どこまでも、この人たちは――――。
可愛い扇子のラ・テアートに、涙腺が潤む。
きっと今回のレッスンの組み合わせが決まった時点で、ヤナセは全てを想定していたのだろう。
――――私がこんな風に、凹むことまで。
三人は私を決して責めたりしないけど、やはり前回のレッスンは迂闊だったのかもしれない。
申し訳ない気持ちは、どうしても沸き上がる。
「すみません……またご迷惑を」
ちゃんと謝らなきゃいけないのに、一気に押し寄せてくる感情の波にのまれそうで頭が項垂れてしまう。
そんな情けない状態の私の方に向かって、ガッタンガッタンと椅子を引き摺って姉さんがやってきた。

