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ラブカルチャースクール 3
第23章 Lesson 『挿入』問題

一息いれるのもあってか、皆でほうじ茶ラ・テを一口啜る。
状況を知らない講師からしたら、この光景は不思議に見えるだろ――――。
話の流れで私も『乙女心』講座に参加させて貰えることになったけど、これももしかしてヤナセの想定範囲だったのかな?
そうだとしたら何かしら意図があるのかもしれないけど――――それをいちいち気にしていても仕方ないように思えた。
所詮私にヤナセの胸の内を量ることなんて、到底無理なのだから。
ならば自分に出来ることを精一杯やるしかない!
それに今こうやって集まっている本題は、クニミツの『挿入問題』なのだ。
私もちゃんと問題に向き合って、クニミツが心置きなく挿入が出来るようにサポートせねば――――。
カタ――――以心伝心のように、四天王の三人が同時にカップを置いた。
「さて……クニミツの挿入の問題に話を戻そうか……」
「承知」
「は~い」
「はい! あ……」
釣られて返事をしてしまった私にカリスマ講師たちは優しく微笑むと、スマートに話を進めていく。
「クニミツが……今回のレッスンで挿入を躊躇ったのは、彼の性格上の問題と思える。それを今後どう対処していくかが課題になってくる」
ヤナセが議長になって、私にも分かりやすく話してくれているのが伝わってくる。
報告の延長線とは言え、貴重な場所に居合わせて貰えているだけでも恐れ多いのだから、邪魔しないようにチワワは大人しくハウスに徹しよう――――。
相槌も控えるために下唇を軽く噛んで、顎に力を入れる。
置物のようになった私の前で、クニミツ会議は粛々と続いていく。
「元々スクールに採用される前の女性経験も少ないようですね」
ハナブサがタブレットでクニミツの経歴を確認しながら言った言葉に、妙な衝撃を覚える。
確かにクニミツは、女性経験は少ないと言っていた。
因みにハナブサの女性経験はどれくらいなんだろ――――?
置物になったまま、目だけパチパチと瞬かせてしまった。
状況を知らない講師からしたら、この光景は不思議に見えるだろ――――。
話の流れで私も『乙女心』講座に参加させて貰えることになったけど、これももしかしてヤナセの想定範囲だったのかな?
そうだとしたら何かしら意図があるのかもしれないけど――――それをいちいち気にしていても仕方ないように思えた。
所詮私にヤナセの胸の内を量ることなんて、到底無理なのだから。
ならば自分に出来ることを精一杯やるしかない!
それに今こうやって集まっている本題は、クニミツの『挿入問題』なのだ。
私もちゃんと問題に向き合って、クニミツが心置きなく挿入が出来るようにサポートせねば――――。
カタ――――以心伝心のように、四天王の三人が同時にカップを置いた。
「さて……クニミツの挿入の問題に話を戻そうか……」
「承知」
「は~い」
「はい! あ……」
釣られて返事をしてしまった私にカリスマ講師たちは優しく微笑むと、スマートに話を進めていく。
「クニミツが……今回のレッスンで挿入を躊躇ったのは、彼の性格上の問題と思える。それを今後どう対処していくかが課題になってくる」
ヤナセが議長になって、私にも分かりやすく話してくれているのが伝わってくる。
報告の延長線とは言え、貴重な場所に居合わせて貰えているだけでも恐れ多いのだから、邪魔しないようにチワワは大人しくハウスに徹しよう――――。
相槌も控えるために下唇を軽く噛んで、顎に力を入れる。
置物のようになった私の前で、クニミツ会議は粛々と続いていく。
「元々スクールに採用される前の女性経験も少ないようですね」
ハナブサがタブレットでクニミツの経歴を確認しながら言った言葉に、妙な衝撃を覚える。
確かにクニミツは、女性経験は少ないと言っていた。
因みにハナブサの女性経験はどれくらいなんだろ――――?
置物になったまま、目だけパチパチと瞬かせてしまった。

