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ラブカルチャースクール 3
第23章 Lesson 『挿入』問題

「根っこの問題だし、年齢的にも微妙よね~。世間的には、一番脂がのってくる年頃だし」
「確か三二歳でしたね」
「私たちと……然程、変わらないな」
「そうね~。ハナブサ同い年じゃない。同世代トークとかしてみちゃう?」
へぇ~。クニミツ、ハナブサと同い年何だ――――へ?
「えぇっ! 同い年!」
のんびりと味わっていた、おかきを吹き出しそうになるくらい五体に衝撃が走った。
私の大袈裟な反応に姉さんがほくそ笑んで、話題を掘り下げてくる。
「そうよ~。ポチとハナブサ、同い年なのよ。こっちがオッサンみたいな落ち着きで、年齢詐称しているみたよね~」
「いやぁ……そんなことは、ないですが~」
扇子を投げられた仕返しと言わんばかりに、ホズミはちょっとハナブサを皮肉る。
「ホズミ、オッサンに失礼ではないかと。それにスクールには、この世代多いです」
「まぁね~」
「そ、そうなんですね!」
流石のハナブサ――――切り返しが独特過ぎて、皮肉にもならない!
それはさて置き、クニミツは新人だし年齢が一緒でも四天王のハナブサと比べることじゃないだろうけど、この二人が同年代というか――――他の四天王とも世代が一緒なことに何とも言い難い微妙な気持ちになる。
同世代でも、どうしてこうも『差』が出てしまうのだろう――――。
私自身だってジュリと同い年だけど、見てくれからして――特に胸とか、全然違うし!
世の中広いし色んな人間がいて然りだけど、それでも不平等に感じる時はある。
自分とクニミツの境遇に居た堪れない気持ちになってしまい、しょんぼりと肩を落としておかきを噛み締めていると――――
「セイジも……同い年だが」
「ぶっ!? ぐっ!」
ここでまさかのヤナセの不意打ち発言に、今度こそ本当におかきを吹き出しそうになった――――のを必死で堪えた。
「確か三二歳でしたね」
「私たちと……然程、変わらないな」
「そうね~。ハナブサ同い年じゃない。同世代トークとかしてみちゃう?」
へぇ~。クニミツ、ハナブサと同い年何だ――――へ?
「えぇっ! 同い年!」
のんびりと味わっていた、おかきを吹き出しそうになるくらい五体に衝撃が走った。
私の大袈裟な反応に姉さんがほくそ笑んで、話題を掘り下げてくる。
「そうよ~。ポチとハナブサ、同い年なのよ。こっちがオッサンみたいな落ち着きで、年齢詐称しているみたよね~」
「いやぁ……そんなことは、ないですが~」
扇子を投げられた仕返しと言わんばかりに、ホズミはちょっとハナブサを皮肉る。
「ホズミ、オッサンに失礼ではないかと。それにスクールには、この世代多いです」
「まぁね~」
「そ、そうなんですね!」
流石のハナブサ――――切り返しが独特過ぎて、皮肉にもならない!
それはさて置き、クニミツは新人だし年齢が一緒でも四天王のハナブサと比べることじゃないだろうけど、この二人が同年代というか――――他の四天王とも世代が一緒なことに何とも言い難い微妙な気持ちになる。
同世代でも、どうしてこうも『差』が出てしまうのだろう――――。
私自身だってジュリと同い年だけど、見てくれからして――特に胸とか、全然違うし!
世の中広いし色んな人間がいて然りだけど、それでも不平等に感じる時はある。
自分とクニミツの境遇に居た堪れない気持ちになってしまい、しょんぼりと肩を落としておかきを噛み締めていると――――
「セイジも……同い年だが」
「ぶっ!? ぐっ!」
ここでまさかのヤナセの不意打ち発言に、今度こそ本当におかきを吹き出しそうになった――――のを必死で堪えた。

