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ラブカルチャースクール 3
第23章 Lesson 『挿入』問題

「えっ!? ナツですか!!」
自分で推薦しといて、驚いてしまう。
まさかヤナセに限って、もうこの際誰でもいいなんて思ってないよね?
だけど私の心配は無用だったようで――――
「あら、私も賛成よ~。すっかり念頭になかったから、目から鱗がポロリだったわ~」
姉さんが両手で頬を挟んで、長い睫毛をパシパシと瞬かせている。
「はい。私も素晴らしい人選だと思いました。琴海さんの斬新なお考えに、しばし感動に浸っておりました」
ハナブサは扇子と眼鏡越しに、真っ黒な瞳をキラリと輝かせた。
えぇぇぇ――――!!
二人とも神妙な顔をしていたのは、私の意見に納得していたからなの!?
出来たらもっと、分かりやす表情にして欲しかったです。
若干振り回されたけど、この御三方がまだペーペー講師の私の意見に同意してくれたのは凄く嬉しい。
感動に浸っている間にも、御三方は『ナツ』案で話を進めていく。
ハナブサが扇子を閉じて、タブレットの操作に戻る。
「では早々に、二人で語り合いが出来る枠を設けましょう」
「あら、なら『乙女心講座』をナツにも受けさせたらどう? あの子にも必要じゃない?」
「あぁ……それは良いかもな」
「なら決まり~!」
なんと、ホズミの『乙女心講座』にまで、ナツは参戦することになった。
更に話は、テンポ良く進んで行く――――。
「他の二人は、その間どうしますか?」
「カミジョウさんに……相談して、別途他のレッスンを組んで貰う」
「そうね。クニミツだけ個別に特別レッスンを受けていたら、後々面倒になる可能性もあるものね~。でも実際はどうなの?」
「アラタもリクも……自信を持っているタイプだから、クニミツのレッスンの内容に対しては気にしないだろう」
確かに、あの二人はクニミツがこういう形でもレッスンを受けたとしても意に介さなそうだ。
良いのか、悪いのか――――。
「それもあるが……」
複雑な気持ちになっていると、ヤナセが何やら言いかけた所で口を噤み、目を少し伏せた。
自分で推薦しといて、驚いてしまう。
まさかヤナセに限って、もうこの際誰でもいいなんて思ってないよね?
だけど私の心配は無用だったようで――――
「あら、私も賛成よ~。すっかり念頭になかったから、目から鱗がポロリだったわ~」
姉さんが両手で頬を挟んで、長い睫毛をパシパシと瞬かせている。
「はい。私も素晴らしい人選だと思いました。琴海さんの斬新なお考えに、しばし感動に浸っておりました」
ハナブサは扇子と眼鏡越しに、真っ黒な瞳をキラリと輝かせた。
えぇぇぇ――――!!
二人とも神妙な顔をしていたのは、私の意見に納得していたからなの!?
出来たらもっと、分かりやす表情にして欲しかったです。
若干振り回されたけど、この御三方がまだペーペー講師の私の意見に同意してくれたのは凄く嬉しい。
感動に浸っている間にも、御三方は『ナツ』案で話を進めていく。
ハナブサが扇子を閉じて、タブレットの操作に戻る。
「では早々に、二人で語り合いが出来る枠を設けましょう」
「あら、なら『乙女心講座』をナツにも受けさせたらどう? あの子にも必要じゃない?」
「あぁ……それは良いかもな」
「なら決まり~!」
なんと、ホズミの『乙女心講座』にまで、ナツは参戦することになった。
更に話は、テンポ良く進んで行く――――。
「他の二人は、その間どうしますか?」
「カミジョウさんに……相談して、別途他のレッスンを組んで貰う」
「そうね。クニミツだけ個別に特別レッスンを受けていたら、後々面倒になる可能性もあるものね~。でも実際はどうなの?」
「アラタもリクも……自信を持っているタイプだから、クニミツのレッスンの内容に対しては気にしないだろう」
確かに、あの二人はクニミツがこういう形でもレッスンを受けたとしても意に介さなそうだ。
良いのか、悪いのか――――。
「それもあるが……」
複雑な気持ちになっていると、ヤナセが何やら言いかけた所で口を噤み、目を少し伏せた。

