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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目

「クッ……クスクス……はい、お任せしますね。琴海さんには初めて出会った時から期待してますよ」
掴んだ腕をゆっくり話しながら、そう言ったヤナセの笑顔はいつものように美しいけど、その『いつも』以上に眩しく見えた。
そして励ましの言葉だと分かっていても、ずっと見守ってくれていたヤナセにこんな風に言って貰えたら、やっぱり嬉しくて顔が自然と緩んでしまいそうになる。
「え……そんな時からは、大袈裟かと~」
「ただ……無茶は禁物ですよ。立ち合い講師が居ますが、何か起きたら直ぐに助けを求めるようにして下さい」
だけど私の浮かれ気分を打ち消すように、ヤナセの念押しが続く。
それだけ心配してくれていることに、改めて気持ちを引き締める。
「は、はい。気を付けます……」
「立ち合い講師は……琴海さんのことを絶対に守りますから……」
ヤナセの一言一言には、それこそ最初に出会った時から変わらない、温かくて優しいヤナセの心使いが痛い程伝わってくる――――。
「……はい。心強いです」
さっきまでの不安を吹き飛ばし、ヤナセの顔を真っ直ぐ見据えてから深々と一礼をして教室を出た。
『絶対に守りますから』――――ヤナセがそう言うからには、それだけ頼りになる講師が今日のレッスンを担当してくれるのでろう。
その言葉は、私に百人力のパワーと勇気をくれたのであった。
この時までは――――。
掴んだ腕をゆっくり話しながら、そう言ったヤナセの笑顔はいつものように美しいけど、その『いつも』以上に眩しく見えた。
そして励ましの言葉だと分かっていても、ずっと見守ってくれていたヤナセにこんな風に言って貰えたら、やっぱり嬉しくて顔が自然と緩んでしまいそうになる。
「え……そんな時からは、大袈裟かと~」
「ただ……無茶は禁物ですよ。立ち合い講師が居ますが、何か起きたら直ぐに助けを求めるようにして下さい」
だけど私の浮かれ気分を打ち消すように、ヤナセの念押しが続く。
それだけ心配してくれていることに、改めて気持ちを引き締める。
「は、はい。気を付けます……」
「立ち合い講師は……琴海さんのことを絶対に守りますから……」
ヤナセの一言一言には、それこそ最初に出会った時から変わらない、温かくて優しいヤナセの心使いが痛い程伝わってくる――――。
「……はい。心強いです」
さっきまでの不安を吹き飛ばし、ヤナセの顔を真っ直ぐ見据えてから深々と一礼をして教室を出た。
『絶対に守りますから』――――ヤナセがそう言うからには、それだけ頼りになる講師が今日のレッスンを担当してくれるのでろう。
その言葉は、私に百人力のパワーと勇気をくれたのであった。
この時までは――――。

