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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目

「無事に終わる気がしない……」
重たい溜息とともに不安な気持ちを吐き出し、壁を伝うようによろよろロッカーに向かって、着替えを始める。
スーツのジャケットを脱いでハンガーに掛け、次にスカートを脱ぐ。
淡々とブラウス、ストッキングと脱ぎ、自分の下着を外してレッスン用の下着に替える。
毎回当たり前のようにしているレッスンの準備。
生徒の時は毎回凄くドキドキしたし、講師としてのレッスンだって毎回緊張している。
だけど今日のレッスンは緊張というより、体中が鉛に包まれるような不安感でいっぱいだった。
そうなのだ――――これからアラタとレッスンなのだ。
相手はセイジじゃない。
セイジは立ち合い講師であって、私とアラタのレッスンの監督をしたり細かくチェックしたり、アドバイスしたりするってことだよね。
セックスしているところをめっちゃ見られる訳ですよ。
大好きな人に、他の男とセックスしているところを――――!!
「うっ……!」
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!
思いっきり、絶叫したくなった。
何を今更だけど、そうなんだけど、こんな日が来るなんて思いもよらなかった。
マスターコースの卒業レッスンだって、目の前には居ないけど試験管が数人した。
でもレッスンも相手はセイジだった。
だから誰かに見られていていることより、セイジとレッスン出来る喜びの方が何億倍も勝っていたんだと思う。
だけど今日は、そうじゃないのよぉぉぉ――――!
現実から逃避するかのように、下着姿のままでロッカーに頭を突っ込んだ。
無理だと分かっているけど、今日は――――
「逃げたい……」
教室を出る時に、ヤナセが私の腕を掴んでまで心配してくれていた理由が、今痛い程分かった。
せめてアラタを暴走させないように、セイジに余計な心配を掛けさせないように、無事に終わることだけを祈ろう。
そうやって自分に言い聞かせるけど、胸の中は暗雲がモクモクと広がって来る。
「はぁぁぁ……」
再び重たい溜息を吐きながら、ローブを羽織った――――。
重たい溜息とともに不安な気持ちを吐き出し、壁を伝うようによろよろロッカーに向かって、着替えを始める。
スーツのジャケットを脱いでハンガーに掛け、次にスカートを脱ぐ。
淡々とブラウス、ストッキングと脱ぎ、自分の下着を外してレッスン用の下着に替える。
毎回当たり前のようにしているレッスンの準備。
生徒の時は毎回凄くドキドキしたし、講師としてのレッスンだって毎回緊張している。
だけど今日のレッスンは緊張というより、体中が鉛に包まれるような不安感でいっぱいだった。
そうなのだ――――これからアラタとレッスンなのだ。
相手はセイジじゃない。
セイジは立ち合い講師であって、私とアラタのレッスンの監督をしたり細かくチェックしたり、アドバイスしたりするってことだよね。
セックスしているところをめっちゃ見られる訳ですよ。
大好きな人に、他の男とセックスしているところを――――!!
「うっ……!」
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!
思いっきり、絶叫したくなった。
何を今更だけど、そうなんだけど、こんな日が来るなんて思いもよらなかった。
マスターコースの卒業レッスンだって、目の前には居ないけど試験管が数人した。
でもレッスンも相手はセイジだった。
だから誰かに見られていていることより、セイジとレッスン出来る喜びの方が何億倍も勝っていたんだと思う。
だけど今日は、そうじゃないのよぉぉぉ――――!
現実から逃避するかのように、下着姿のままでロッカーに頭を突っ込んだ。
無理だと分かっているけど、今日は――――
「逃げたい……」
教室を出る時に、ヤナセが私の腕を掴んでまで心配してくれていた理由が、今痛い程分かった。
せめてアラタを暴走させないように、セイジに余計な心配を掛けさせないように、無事に終わることだけを祈ろう。
そうやって自分に言い聞かせるけど、胸の中は暗雲がモクモクと広がって来る。
「はぁぁぁ……」
再び重たい溜息を吐きながら、ローブを羽織った――――。

