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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目

アラタは自分の考えに正直に発言しているのかもしれないけど、その言葉が自分の今まで頑張ってきたことを否定されているような気持になる。
じゃぁ、今まで私が頑張ってきたことって無意味だったの――――なんて、悲劇のヒロインになんかなってたまるかぁ~!
アラタの考えを全否定は出来ないけど、私自身ラブカルに救われたことは事実だし、同じように救われた女性だっていっぱいいるのだ。
そこは絶対に、否定はさせない!
逆に何でこんな考えのアラタがラブカル講師の面接を通ったのか、そこを突っ込みたい!
今にも噛みつきそうな私の様子にセイジは小さく口元に笑みを浮かべると、アラタに穏やかな顔つきで問い掛ける――――。
「……そう簡単にいかないのが、『愛』なんじゃないの?」
その一言でセイジは私のアラタへの怨念を一気に吹き飛ばした。
そう! そうだよ――――!
簡単に割り切れないから、悩むし、苦しむのが『愛』でしょ!
感動の余り拍手喝采しそうになるのを堪えて両手に指を交互に組んでグッと握った私の様子をしっかり見ていたセイジが口端を小さく上げる。
し、しまった――――と思いつつも、セイジがいちいちちゃんと私を見ていてくれるのは凄く嬉しかった。
軽く口元に浮かべた笑みを瞬時に消しセイジはアラタに、言い放つ。
「それが理解出来ないなら、ラブカルの講師は向かないと思うよ。今日のレッスンもやるだけ無駄だ」
「は?」
「え!」
余所以上にハッキリ言い切ったセイジに、私もアラタの同時に驚いた。
じゃぁ、今まで私が頑張ってきたことって無意味だったの――――なんて、悲劇のヒロインになんかなってたまるかぁ~!
アラタの考えを全否定は出来ないけど、私自身ラブカルに救われたことは事実だし、同じように救われた女性だっていっぱいいるのだ。
そこは絶対に、否定はさせない!
逆に何でこんな考えのアラタがラブカル講師の面接を通ったのか、そこを突っ込みたい!
今にも噛みつきそうな私の様子にセイジは小さく口元に笑みを浮かべると、アラタに穏やかな顔つきで問い掛ける――――。
「……そう簡単にいかないのが、『愛』なんじゃないの?」
その一言でセイジは私のアラタへの怨念を一気に吹き飛ばした。
そう! そうだよ――――!
簡単に割り切れないから、悩むし、苦しむのが『愛』でしょ!
感動の余り拍手喝采しそうになるのを堪えて両手に指を交互に組んでグッと握った私の様子をしっかり見ていたセイジが口端を小さく上げる。
し、しまった――――と思いつつも、セイジがいちいちちゃんと私を見ていてくれるのは凄く嬉しかった。
軽く口元に浮かべた笑みを瞬時に消しセイジはアラタに、言い放つ。
「それが理解出来ないなら、ラブカルの講師は向かないと思うよ。今日のレッスンもやるだけ無駄だ」
「は?」
「え!」
余所以上にハッキリ言い切ったセイジに、私もアラタの同時に驚いた。

