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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目
パッタン――――ドアの閉まる音さえ優しく聞こえる。

ロッカーと鏡しかない殺風景な更衣室が、まるで不安から守ってくれるシェルターみたいだ。

ドアの向こうでセイジが絶対的な力でアラタから防御してくれていると思うと、胸の奥が熱くなってしまう。

でも――――

「大丈夫かな……セイジ……」

本当にレッスンを中断して良かったのだろうか?

いくらアラタの考えや態度に問題があっても、私が受け止めればレッスンは出来たのかもしれないし、今日の担当がセイジ以外の講師だったらどうなっていたのだろう――――。

ヤナセやホズミ、ハナブサなら同じ結果の可能性もあるけど、基本厳しいワタリだったら決行していたってことも有り得るし、いや、ワタリでも止めてくれたと思いたい。

もしまだ私の知らない講師――――例えば、『掟改正』に反対している勢力だったら?

ヤナセ組を良く思っていないみたいだし、今回のことを利用する可能性は十分ある。

まだ誰がその講師たちか分からないだけに、そうなったら成すがままにされてしまう。

「こ、怖……」

やっぱり今日はセイジで良かった。

ラブカルコンピューター、グッジョブ!

最初この組み合わせだと知った時、内心「なんてことしてくれたんだラブコンめ!」とか思ってしまったけど、やっぱり結果オーライになるようになっているんだわ。

レッスンの組み合わせを決める『ラブカルコンピューター』――――一体誰が、システムを操作しているのだろう?

「それはさて置き、早く着替えなきゃ」

こうやって私が考え事に耽っている合間にも、外では戦乱が巻き起こっているかも知れないのだから――――。

私は本日使用不要となったレッスン用の下着をいそいそと脱いで、自分の下着をそわそわと身に着けた。

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