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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目

いきなり泣き出した私に驚いたセイジは、目を大きく見開いて手も瞬時に離した。
「琴海! どうしたの!」
「ごめんなさい。ご、ごねん……ごめんなさいぃぃぃ~」
子どもみたいに泣きじゃくって、ひたすら謝り倒していく。
後になって考えると物凄く大人気ないし、ラブカル講師としても失格だろう――――けど、今の私にはそこまで考えられる冷静さは一欠片も持ち合わせていなかった。
「ひっ! ごめん……なさい……」
「琴海、何も悪くないから、大丈夫だから落ち着いて」
流石にセイジも少し焦った様子で、私を宥めていく。
明らかにセイジが困っているのが伝わってきて、罪悪感が更に膨らむと、積もり積もった不安にも飛び火して一気に爆発を起こした。
「ふっ……私……セイジを困らせてばっかりで……ひっく……こんなことなら、講師にならない方が良かったよね……」
本当は不安を掻き消したいのに、敢えて思ってもいないことを口にして、余計に自分の中の火種を煽り立てていく。
――――これ以上、言っちゃいけない。
「そもそも、私と出会わなかったら……」
「琴海、落ち着いて!」
どんどん感情を爆発させいく私を停めようと、セイジの両手が肩を掴んできたけど、勢いづいた負の感情は更に自分を自虐に追い詰める。
――――これ以上、言ったら駄目だ!
「私なんかと出会わなかったら、良かったのに!」
――――違う! 嘘! そんなこと思っていない!
自分の中で咄嗟に否定したけど、口にしてしまった言葉は取り消しが利かない。
思わず発してしまった心無い言葉に、自分自身でショックに陥って固まってしまった。
口を開いて呆然としていると、両肩を掴んでいたセイジの手がゆっくりと離れていき――――
「琴海……」
「……セイジ……」
――――優しく私の背中に回されて、
「大丈夫だよ……」
ギュッと力強く、抱き締められた――――。
「琴海! どうしたの!」
「ごめんなさい。ご、ごねん……ごめんなさいぃぃぃ~」
子どもみたいに泣きじゃくって、ひたすら謝り倒していく。
後になって考えると物凄く大人気ないし、ラブカル講師としても失格だろう――――けど、今の私にはそこまで考えられる冷静さは一欠片も持ち合わせていなかった。
「ひっ! ごめん……なさい……」
「琴海、何も悪くないから、大丈夫だから落ち着いて」
流石にセイジも少し焦った様子で、私を宥めていく。
明らかにセイジが困っているのが伝わってきて、罪悪感が更に膨らむと、積もり積もった不安にも飛び火して一気に爆発を起こした。
「ふっ……私……セイジを困らせてばっかりで……ひっく……こんなことなら、講師にならない方が良かったよね……」
本当は不安を掻き消したいのに、敢えて思ってもいないことを口にして、余計に自分の中の火種を煽り立てていく。
――――これ以上、言っちゃいけない。
「そもそも、私と出会わなかったら……」
「琴海、落ち着いて!」
どんどん感情を爆発させいく私を停めようと、セイジの両手が肩を掴んできたけど、勢いづいた負の感情は更に自分を自虐に追い詰める。
――――これ以上、言ったら駄目だ!
「私なんかと出会わなかったら、良かったのに!」
――――違う! 嘘! そんなこと思っていない!
自分の中で咄嗟に否定したけど、口にしてしまった言葉は取り消しが利かない。
思わず発してしまった心無い言葉に、自分自身でショックに陥って固まってしまった。
口を開いて呆然としていると、両肩を掴んでいたセイジの手がゆっくりと離れていき――――
「琴海……」
「……セイジ……」
――――優しく私の背中に回されて、
「大丈夫だよ……」
ギュッと力強く、抱き締められた――――。

