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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目

「ごめんね、俺こそずっと琴海を不安にさせていて。琴海は何一つ悪くないよ。寧ろここまでして頑張ってくれている。だから自分を責めないで……お願い」
両腕に力を込めて私の身体を思いっきり抱き締めながら、耳元で囁くセイジの声が凄く優しく、甘く――――切なく聞こえる。
結局またこうやって私は、セイジの優しさに守られて、甘えてしまう。
自分で招いた種だけど、セイジに全てを守らせてしまうのが情けなかった。
「ううん、セイジの方こそ自分を責めないで……。悪いのは……ふぐぅっ!」
――――『私だから』と言おうとしたらセイジの手が素早く私の後頭部に宛がわれ、顔が広い肩に押し込めらてしまい、またしても口元が塞がって言葉が途切れる。
これ以上私に余計なことを言わせないようにしたセイジの咄嗟の判断に、流石ラブカルの人気講師だな――と思わず感動が先だってしまう。
やっぱりセイジは凄いな~。
セイジの肩に顔を埋めズビズビと鼻を啜りながら、この素晴らしい講師へ尊敬の念が湧き上がる。
そして同時に、そんなセイジを好きでいられることが凄く幸せだと思ってしまうのだった。
なんやかんや言っても、この気持ちは消せやしない――――。
そう素直に自分の気持ちと向き合ったら、胸の中の不安とモヤモヤがスーと霧が晴れるみたいに消えていった。
不安が消えた心情が腕の中から伝わったのか、セイジは腕の力を緩めていく。
肩に埋もれた状態から解放された私の顔は、若干ヒリヒリとした感覚が走る。
そんな私の顔をセイジが覗き込んできた。
優しく覗き込むセイジの視線と、絡み合う――――。
「ごべんで、ゼイジ……」
「気にしてないよ。気にしてないけど……先に鼻をかもうか」
「べ?」
素直な気持ちでセイジと向き合ったものの、鼻声でズーズー言葉になっている。
鼻が垂れそうなのを気にしてくれたセイジがベッドに備え付けてあるティッシュを取ろうと腕を伸ばすと、その動きに引っ張られた私の身体は背中からベッドの上に倒れてしまった。
両腕に力を込めて私の身体を思いっきり抱き締めながら、耳元で囁くセイジの声が凄く優しく、甘く――――切なく聞こえる。
結局またこうやって私は、セイジの優しさに守られて、甘えてしまう。
自分で招いた種だけど、セイジに全てを守らせてしまうのが情けなかった。
「ううん、セイジの方こそ自分を責めないで……。悪いのは……ふぐぅっ!」
――――『私だから』と言おうとしたらセイジの手が素早く私の後頭部に宛がわれ、顔が広い肩に押し込めらてしまい、またしても口元が塞がって言葉が途切れる。
これ以上私に余計なことを言わせないようにしたセイジの咄嗟の判断に、流石ラブカルの人気講師だな――と思わず感動が先だってしまう。
やっぱりセイジは凄いな~。
セイジの肩に顔を埋めズビズビと鼻を啜りながら、この素晴らしい講師へ尊敬の念が湧き上がる。
そして同時に、そんなセイジを好きでいられることが凄く幸せだと思ってしまうのだった。
なんやかんや言っても、この気持ちは消せやしない――――。
そう素直に自分の気持ちと向き合ったら、胸の中の不安とモヤモヤがスーと霧が晴れるみたいに消えていった。
不安が消えた心情が腕の中から伝わったのか、セイジは腕の力を緩めていく。
肩に埋もれた状態から解放された私の顔は、若干ヒリヒリとした感覚が走る。
そんな私の顔をセイジが覗き込んできた。
優しく覗き込むセイジの視線と、絡み合う――――。
「ごべんで、ゼイジ……」
「気にしてないよ。気にしてないけど……先に鼻をかもうか」
「べ?」
素直な気持ちでセイジと向き合ったものの、鼻声でズーズー言葉になっている。
鼻が垂れそうなのを気にしてくれたセイジがベッドに備え付けてあるティッシュを取ろうと腕を伸ばすと、その動きに引っ張られた私の身体は背中からベッドの上に倒れてしまった。

