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ラブカルチャースクール 3
第25章 Lesson 尊敬と愛

まだまだ大変なことはいっぱいあるけど、セイジとの思い出が増えていくのは嬉しいく思える。
「ふふふ、どうなんだろうね。ラブカルの七不思議になったりして」
「ラブカル七不思議か~。まぁ確かにそうだよな」
私の冗談に、手を顎に当ててセイジは割と本気で答えてきた。
こんな風に考えるくらいだから、七不思議が本当にあるのかな――――?
「え、他に何かあるの?」
「うん、例えば琴海も知っていると思うけど、ラブカルコンピューターのメンテを誰がやっているか……とかさ、知ってそうな講師が居ないんだよね」
「うんうん、それ凄く気になってた。セイジクラスでも知っている講師いないんだね」
私たちはレッスン室を出て、ヤナセの待つ教室に向かいながら話を続けていく。
「あと、実はこれが一番の七不思議というか謎なんだけど、このスクールの創立者が不明なんだよ」
「えっ! そうなの!?」
驚いた私の反応に、セイジは咄嗟に人通りのない廊下を軽く見回すと、立てた人差し指を唇に寄せて微笑んだ。
「あ……ごめん」
「別に聞かれても大丈夫な内容だし。でも一応、ね」
「うん、そうだね」
目に見えない存在と同じで今このスクール内には、まだ正体が明らかじゃない敵が潜んでいるのだ。
些細なことで、足を引っ張ってくるかもしれない。
ただでさえ今日も、レッスンが中止になっているんだし――――とほほほ~。
セイジは小さく頷くと、七不思議の続きを再開する。
「代表取締役は居るよ。でもその人は、創立者ではないんだ。今までは皆然程気にしてはいなかったんだけど……」
「うん?」
気になる所で言葉を濁したセイジに、促すように相槌を打つ。
見上げてジッと顔を凝視する私に、セイジは苦笑いをして言葉を続けた。
「ふふふ、どうなんだろうね。ラブカルの七不思議になったりして」
「ラブカル七不思議か~。まぁ確かにそうだよな」
私の冗談に、手を顎に当ててセイジは割と本気で答えてきた。
こんな風に考えるくらいだから、七不思議が本当にあるのかな――――?
「え、他に何かあるの?」
「うん、例えば琴海も知っていると思うけど、ラブカルコンピューターのメンテを誰がやっているか……とかさ、知ってそうな講師が居ないんだよね」
「うんうん、それ凄く気になってた。セイジクラスでも知っている講師いないんだね」
私たちはレッスン室を出て、ヤナセの待つ教室に向かいながら話を続けていく。
「あと、実はこれが一番の七不思議というか謎なんだけど、このスクールの創立者が不明なんだよ」
「えっ! そうなの!?」
驚いた私の反応に、セイジは咄嗟に人通りのない廊下を軽く見回すと、立てた人差し指を唇に寄せて微笑んだ。
「あ……ごめん」
「別に聞かれても大丈夫な内容だし。でも一応、ね」
「うん、そうだね」
目に見えない存在と同じで今このスクール内には、まだ正体が明らかじゃない敵が潜んでいるのだ。
些細なことで、足を引っ張ってくるかもしれない。
ただでさえ今日も、レッスンが中止になっているんだし――――とほほほ~。
セイジは小さく頷くと、七不思議の続きを再開する。
「代表取締役は居るよ。でもその人は、創立者ではないんだ。今までは皆然程気にしてはいなかったんだけど……」
「うん?」
気になる所で言葉を濁したセイジに、促すように相槌を打つ。
見上げてジッと顔を凝視する私に、セイジは苦笑いをして言葉を続けた。

