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ラブカルチャースクール 3
第25章 Lesson 尊敬と愛

「ヤナセのことだから、きっとこういうことも想定範囲なんじゃないかな。なにせ何でもお見通しだからね!」
そう言ったセイジの顔は物凄く爽やかで、心の底からヤナセのことを信頼しているように見えた。
また新たな謎が増えたけど、セイジのこの笑顔で気持ちは一気に百人力になる。
「うん! そうだね! ヤナセのことだから、創立者の存在も想定しているに決まっているよね! ヤナセに掛かれば向かう所敵なしだもん!」
半分は自分を奮い立たせるため、もう半分は本気でそう思って言いきると、セイジはちょっと困ったような笑顔でうんうんと頷いた。
「琴海にとってヤナセは無敵のスーパーヒーローなんだね」
「無敵のスーパーヒーロー?」
確かに、そうかもしれない。
どんなピンチでも、ヤナセは先回りして助けてくれた。
まだ私が生徒でスタンダードコースに通っていた頃――――胸元に付けたキスマークで浮気したと元旦那に誤解されて、マンションに監禁されてしまった時、ヤナセは機転を利かせて助け出してくれたし、マスターコースに通っていた時は私の体調を心配して家まで送ってくれたヤナセと早めに帰って来た元旦那が遭遇してしまって、ヤナセのことを私の浮気相手と勘違いされそうだったけど、ここでもまたヤナセが咄嗟に予想を遥か斜め上にいくことをして旦那の度肝を抜いたっけな。
改めて思い返すと懐かしいし、本当に凄かったな――――。
「ふふふ、そうだね。ヤナセは無敵だね!」
「そっか……やっぱり凄いよな~ヤナセは……」
「うん、凄いよね!」
私を救ってくれたヤナセの救出劇をセイジが知っているかは分からなかったけど、セイジも他の講師たちもヤナセを一目置いていることが凄く嬉しく感じる。
女性を腰砕けにするだけでなく男性も骨抜きに(色んな意味で)出来る人って早々居ないよね!
この時の私はまだ事の重大性を良く解っていなくて――――
きっとラブカルにも自分にも、明るい未来が待っていると信じずにはいられなかった――――。
そう言ったセイジの顔は物凄く爽やかで、心の底からヤナセのことを信頼しているように見えた。
また新たな謎が増えたけど、セイジのこの笑顔で気持ちは一気に百人力になる。
「うん! そうだね! ヤナセのことだから、創立者の存在も想定しているに決まっているよね! ヤナセに掛かれば向かう所敵なしだもん!」
半分は自分を奮い立たせるため、もう半分は本気でそう思って言いきると、セイジはちょっと困ったような笑顔でうんうんと頷いた。
「琴海にとってヤナセは無敵のスーパーヒーローなんだね」
「無敵のスーパーヒーロー?」
確かに、そうかもしれない。
どんなピンチでも、ヤナセは先回りして助けてくれた。
まだ私が生徒でスタンダードコースに通っていた頃――――胸元に付けたキスマークで浮気したと元旦那に誤解されて、マンションに監禁されてしまった時、ヤナセは機転を利かせて助け出してくれたし、マスターコースに通っていた時は私の体調を心配して家まで送ってくれたヤナセと早めに帰って来た元旦那が遭遇してしまって、ヤナセのことを私の浮気相手と勘違いされそうだったけど、ここでもまたヤナセが咄嗟に予想を遥か斜め上にいくことをして旦那の度肝を抜いたっけな。
改めて思い返すと懐かしいし、本当に凄かったな――――。
「ふふふ、そうだね。ヤナセは無敵だね!」
「そっか……やっぱり凄いよな~ヤナセは……」
「うん、凄いよね!」
私を救ってくれたヤナセの救出劇をセイジが知っているかは分からなかったけど、セイジも他の講師たちもヤナセを一目置いていることが凄く嬉しく感じる。
女性を腰砕けにするだけでなく男性も骨抜きに(色んな意味で)出来る人って早々居ないよね!
この時の私はまだ事の重大性を良く解っていなくて――――
きっとラブカルにも自分にも、明るい未来が待っていると信じずにはいられなかった――――。

