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ラブカルチャースクール 3
第25章 Lesson 尊敬と愛
この華やかでいて色っぽい微笑みに意味は一体――――。

ヤナセの微笑みに見惚れつつも、緊張感で背筋がピシッと伸びる。

「クスクス……琴海さんが私のことをかなり特殊な存在に思って下さっているのは、薄々は感じていたのですが……まさか地球外生命体に思われているとは少々驚きました」

そう言いながらヤナセの唇からは徐々に笑みが消え、言い終わる頃には美しくも儚げな少し悲しそうな表情を浮かべた。

そのヤナセの様子に、頭から氷水を掛けられたみたいに全身の血が凍りそうになる。

いけない――――ヤナセを傷つけてしまったのかも。
何とか誤解を解かないとだ。

「ち、違うんです! 確かに時たま宇宙人ぽくは思ってしまったのは認めますが、本当に地球外生物までは思っていなくて、テレパシーとか使えるのかな~くらいのイメージなんです!」

「ほう……テレパシーですか」

目を細めて私をジッと凝視するヤナセのヘーゼルの瞳から、今にもレーザーが発射されそうで、緊張は更に高まっていく――――。

「は、はい! 別に空飛ぶ円盤に乗っているとかまでは考えてないです!」

今までにないシチュエーションに脳みそのキャパシティーが限界を超えて、それこそビッグバンでも起きそうだった。

今度は一気に身体が熱くなり、穴という穴からピュゥ~と煙が出てきてもおかしくないくらい、頭が沸騰している。

顔が熱い――――。

クラクラ眩暈がして思考が停止しそうな中、茹っている頬の感覚だけはしっかりと実感できた。

茹蛸みたいになった私に、ヤナセは形の整った目を大きく見開く。

そして――――

「ク……クス……ははははっ」

珍しく大き目の笑い声を上げた。

「え……ヤナセさん?」

ヤナセの笑い声に何が起きたのか、不思議に思っていると今度は――――

「ぶはっ! ちょっとヤナセ、笑うなよ! 俺必死で、我慢してたのに!」

セイジまで、大声で笑い出した。


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