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ラブカルチャースクール 3
第25章 Lesson 尊敬と愛

爆笑――――とまでいかなくとも、二人が揃いも揃って声をだして笑っているだけで、私には遠い国の出来事のように思えてポッカ~ンと口を開けて取り残される。
徐々に笑いが収まってくると、ヤナセがセイジに向かって話しかけた。
「あぁセイジ……すまないが、この流れは流石に俺も我慢出来なかった」
「だよな。ヤナセにこんなこと言ってくる講師も生徒も、未だ曽てないもんな」
「……そうだな」
セイジの言葉にヤナセはどこか遠くを見詰めているように見えたけど、表情はとても穏やかだった。
そして一分にも満たな時間だったが、私にはこの光景は永遠に記憶に残るであろう――――。
ようやく一旦落ち着いた空気になったけど、自分が言ったことが二人を笑わせてしまうほど明らかに変だったのだと自覚した。
ラブカルトップクラスの講師二人に、何てことをしてしまったんだ!
こんなこと他の講師やジュリたちにバレたら、スクールデビューする前にラブカル島に島流しにされてしまうに決まっている。
青ざめて固まっていると、ヤナセとセイジが私の方に身体を向けてきた。
「琴海さん……お待たせしてしまって、失礼しました」
「ごめんね、琴海さん。笑いすぎちゃって」
爽やかな笑顔で話しかけてくる二人に、普段だったらここでめちゃ『きゅぅん!』とときめく所だけど、今の私はそんな余裕は微塵もない。
私は飛び上がるように椅子から立って、二人に勢い良く頭を深々と下げた。
「す、すみませんでしたっ! 調子に乗って、ベラベラと変なこと言ってしまったみたいでっ! お叱りは確と受け止めますので、何なりとお申し付けくださいませぇ!」
いつも二人の優しさに甘えてばかりだった。
でもそれはまだ私が生徒だったからで、今はもう違う。
二人は尊敬するだけじゃ足りないくらい、本当なら私何かこうやって親し気に話すだけでも恐れ多い存在なんだから――――。
徐々に笑いが収まってくると、ヤナセがセイジに向かって話しかけた。
「あぁセイジ……すまないが、この流れは流石に俺も我慢出来なかった」
「だよな。ヤナセにこんなこと言ってくる講師も生徒も、未だ曽てないもんな」
「……そうだな」
セイジの言葉にヤナセはどこか遠くを見詰めているように見えたけど、表情はとても穏やかだった。
そして一分にも満たな時間だったが、私にはこの光景は永遠に記憶に残るであろう――――。
ようやく一旦落ち着いた空気になったけど、自分が言ったことが二人を笑わせてしまうほど明らかに変だったのだと自覚した。
ラブカルトップクラスの講師二人に、何てことをしてしまったんだ!
こんなこと他の講師やジュリたちにバレたら、スクールデビューする前にラブカル島に島流しにされてしまうに決まっている。
青ざめて固まっていると、ヤナセとセイジが私の方に身体を向けてきた。
「琴海さん……お待たせしてしまって、失礼しました」
「ごめんね、琴海さん。笑いすぎちゃって」
爽やかな笑顔で話しかけてくる二人に、普段だったらここでめちゃ『きゅぅん!』とときめく所だけど、今の私はそんな余裕は微塵もない。
私は飛び上がるように椅子から立って、二人に勢い良く頭を深々と下げた。
「す、すみませんでしたっ! 調子に乗って、ベラベラと変なこと言ってしまったみたいでっ! お叱りは確と受け止めますので、何なりとお申し付けくださいませぇ!」
いつも二人の優しさに甘えてばかりだった。
でもそれはまだ私が生徒だったからで、今はもう違う。
二人は尊敬するだけじゃ足りないくらい、本当なら私何かこうやって親し気に話すだけでも恐れ多い存在なんだから――――。

