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ラブカルチャースクール 3
第25章 Lesson 尊敬と愛

うっわぁぁぁ――――!
すっごく複雑なことになっているのが伝わってくるけど、事件もののドラマでも見ているみたいで、不謹慎ながらも胸が高鳴ってしまう。
何て言うか、深刻な内容をテンポよく話していけるのはこの二人だからこそっていうのもあるし、スクールに関わる重大事を共有し合っている強い信頼関係に感動するのだ。
四天王たちの関係に触れた時と、同じ感覚――――。
その上、男性同士の特別な絆には女性は入りにくいものなのに、傍にいる私にもちゃんと話を分かるようにしてくれているのが、物凄く嬉しい――――。
ちゃんと『仲間』だよって、言って貰えている実感がした。
ただでさえ秘密ごとが多いこのラブカルだからこそ、今のヤナセとセイジのやり取りを目の前で見れていることは、これからどんな陰謀や波乱な出来事が起きたとしても、『何があっても大丈夫!』って思える、確固たる勇気になるに違いない!
深刻な表情をしている二人に反して、私の瞳は爛々と輝きだした。
尻尾を振っている私に気付いたヤナセは目を細め、セイジは眉を上げると、次に二人で顔を見合わせて苦笑いをする。
その二人の表情の変化に私も釣られて微笑むと、ヤナセもセイジも普段の穏やかな笑顔が戻ってきて、更にチワワの小さな胸はときめくのだった。
そのまま美しい笑みを浮かべて、ヤナセが話を続けていく。
「まぁ……こちらとしても改正の噂が流れている時点で、そういうことを仕掛けてくるのも想定範囲だからお互い様だろう」
「化かし合いをするの?」
セイジも甘いマスクを崩すことなく、明るい口調でヤナセに語り掛ける。
「いや……こちらは元より、騙してなんかいないだろ?」
「ははは、確かに!」
楽しそうに、軽妙なやり取りが繰り広げられていく。
さっき感じた重たい空気が軽くなっているように思えるのだけど、元々私の気のせいだったのかな――――。
すっごく複雑なことになっているのが伝わってくるけど、事件もののドラマでも見ているみたいで、不謹慎ながらも胸が高鳴ってしまう。
何て言うか、深刻な内容をテンポよく話していけるのはこの二人だからこそっていうのもあるし、スクールに関わる重大事を共有し合っている強い信頼関係に感動するのだ。
四天王たちの関係に触れた時と、同じ感覚――――。
その上、男性同士の特別な絆には女性は入りにくいものなのに、傍にいる私にもちゃんと話を分かるようにしてくれているのが、物凄く嬉しい――――。
ちゃんと『仲間』だよって、言って貰えている実感がした。
ただでさえ秘密ごとが多いこのラブカルだからこそ、今のヤナセとセイジのやり取りを目の前で見れていることは、これからどんな陰謀や波乱な出来事が起きたとしても、『何があっても大丈夫!』って思える、確固たる勇気になるに違いない!
深刻な表情をしている二人に反して、私の瞳は爛々と輝きだした。
尻尾を振っている私に気付いたヤナセは目を細め、セイジは眉を上げると、次に二人で顔を見合わせて苦笑いをする。
その二人の表情の変化に私も釣られて微笑むと、ヤナセもセイジも普段の穏やかな笑顔が戻ってきて、更にチワワの小さな胸はときめくのだった。
そのまま美しい笑みを浮かべて、ヤナセが話を続けていく。
「まぁ……こちらとしても改正の噂が流れている時点で、そういうことを仕掛けてくるのも想定範囲だからお互い様だろう」
「化かし合いをするの?」
セイジも甘いマスクを崩すことなく、明るい口調でヤナセに語り掛ける。
「いや……こちらは元より、騙してなんかいないだろ?」
「ははは、確かに!」
楽しそうに、軽妙なやり取りが繰り広げられていく。
さっき感じた重たい空気が軽くなっているように思えるのだけど、元々私の気のせいだったのかな――――。

