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ラブカルチャースクール 3
第26章 Lesson ご褒美
ひゃあぁぁぁっ!!
ヤナセを指名しちゃうの!? 
強者過ぎるでしょ!!
魂、宇宙の彼方へ持っていかれちゃうよ!!

ピンクバズーカーの発信主――――ジュリの衝撃発言に、真っ暗森は一気に吹っ飛んでいった。

反射的に大口を開けてジュリの方に振り向いたら、カレンとサナも目を見開いて驚愕している。

どうやら二人も同じことを思ったようだ。

両サイドで青あざめている同期の存在なんて露程も気にせず、ジュリは期待に輝かせた瞳をヤナセに向けていた。

その視線は獲物を狙う女豹の如く、ヤナセだけを真っ直ぐ見詰める。

女豹にロックオンされたヤナセは怖じることなく、宝石のように美しい瞳でジュリを見詰め返していた。

ゴクリ――――緊迫した空気に唾を飲み込む。

ジュリの気持ちを知っているだけに、ヤナセの回答も気になる。

もしヤナセとジュリがレッスンするのならば、私もセイジを――――っと、妙な気負いが湧き上がった瞬間、ヤナセがニッコリと微笑んだ。

「次のレッスン……私だけは、選べません。皆様の担当講師として、平等の立場に居ないといけませんので……」

ヤナセの回答を聞いた途端、何とも言い難い安堵感が胸に広がっていく。

この感覚が何なのか上手く表現できないけど、レッスン相手の選択肢にヤナセが入らないことが凄く安心できた。

そしてまたしても同じく思っただろう二名と、そうでない一名がいた――――。

「えぇぇぇっ! どうしても駄目なんですか! 私も久々にヤナセさんのレッスン受けたいです!」

女豹ジュリはへこたれることなく、肉食女子らしくグイグイ攻めていくが、ヤナセは困った様子もなくにこやかにしている。

「有難いお言葉ですが……それがルールですので。では、説明の続きを致しますね」

「えぇぇぇぇぇ~!!」

麗しい笑顔でジュリの期待を受け止めているようでも、さらりと熱いラブコールをかわしてしまうヤナセ様であった――――。


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