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ラブカルチャースクール 3
第26章 Lesson ご褒美

「提出期限は……急がせて申し訳ありませんが、明日でお願いします。相手の講師のスケジュールの関係もあるので、宜しくお願い致します」
はっ! いけない!
感傷的になっている場合じゃなかった!
ヤナセの声に我に返った私は、眼に力を込めてリストを見直した。
勇気を出して、三人の内の一人をセイジにするか――――別に不自然ではないよね?
今回のレッスンは、ある意味『ご褒美レッスン』だ。
気心知れていて、安心出来る相手を選ぶだけなんだから。
自分自身を言い聞かせるように、何度も何度も心の中で「大丈夫!」を繰り返していると――――
「ヤナセさんが選べないなら、セイジにしようかな~」
『ふぁ!? 何だってっ!!』
ジュリの一言に、つい言い返してしまいそうになったのをグッと堪える。
本気なのか! 冗談なのか?
ジュリの真意を確かめたいけど、選ぶのは皆の自由なのだから聞けない。
ん――――もし、セイジが被ったとして、どういう風に組まされるのだろう?
セイジが選ぶの?
それとも『ラブカルコンピューター』!?
ジュリの候補が物凄く気になるけど、カレンとサナが選ぶ講師も気になってきた。
流石に二人まで『セイジ』を選んだりしないよね?
いや、それは私の願望であって、二人がセイジを絶対選ばないなんて確証はない。
寧ろ、安心出来る相手として選びそうな予感がするし!
提出期限は明日――――後で皆んなでこの話題にならないかな?
ジュリとか私たちが誰を選んだか、めちゃ興味持つと思うだろうし。
せめてカレンとサナが、セイジを選んだかだけでも知りたい!
セイジが担当してきた生徒は沢山いるし、今だってレッスンを受け持っているけど、目の前の同期とセイジ争奪戦になるかと思うと否応なしに心が騒ぐ。
動揺を隠そうとしてリスト画面を凝視するが、タブレットを握る手が震えて汗ばんできた。
はっ! いけない!
感傷的になっている場合じゃなかった!
ヤナセの声に我に返った私は、眼に力を込めてリストを見直した。
勇気を出して、三人の内の一人をセイジにするか――――別に不自然ではないよね?
今回のレッスンは、ある意味『ご褒美レッスン』だ。
気心知れていて、安心出来る相手を選ぶだけなんだから。
自分自身を言い聞かせるように、何度も何度も心の中で「大丈夫!」を繰り返していると――――
「ヤナセさんが選べないなら、セイジにしようかな~」
『ふぁ!? 何だってっ!!』
ジュリの一言に、つい言い返してしまいそうになったのをグッと堪える。
本気なのか! 冗談なのか?
ジュリの真意を確かめたいけど、選ぶのは皆の自由なのだから聞けない。
ん――――もし、セイジが被ったとして、どういう風に組まされるのだろう?
セイジが選ぶの?
それとも『ラブカルコンピューター』!?
ジュリの候補が物凄く気になるけど、カレンとサナが選ぶ講師も気になってきた。
流石に二人まで『セイジ』を選んだりしないよね?
いや、それは私の願望であって、二人がセイジを絶対選ばないなんて確証はない。
寧ろ、安心出来る相手として選びそうな予感がするし!
提出期限は明日――――後で皆んなでこの話題にならないかな?
ジュリとか私たちが誰を選んだか、めちゃ興味持つと思うだろうし。
せめてカレンとサナが、セイジを選んだかだけでも知りたい!
セイジが担当してきた生徒は沢山いるし、今だってレッスンを受け持っているけど、目の前の同期とセイジ争奪戦になるかと思うと否応なしに心が騒ぐ。
動揺を隠そうとしてリスト画面を凝視するが、タブレットを握る手が震えて汗ばんできた。

