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ラブカルチャースクール 3
第6章 Lesson 秘『蜜』

顎に添えられていた手が後頭部に回されて、髪の毛を掻き分けるようにガッチリ掴んでくる。
腰に回されていた腕も胸元まで上がってきていて、身動きが取れない。
「ふぅ……んっくぅ……っ……」
上手く呼吸が出来なくて、苦しくて溺れているみたいな感覚に陥る。
セイジの背中に体重を預けるように凭れ掛かり、太ももに両手でしがみ付いてスーツをクシャクシャに掴んだ。
酸欠なのか……
恍惚感なのか……
身体が水中を浮遊しているみたいだ。
頭の芯が軽く痺れると、瞼の裏に白い光が広がり始める。
「んん……んっふ……」
思考がまともに働いていないけど、舌は本能的にセイジの動きに合わせて絡ませていく。
時間が経つことなんて忘れてしまいそう――――。
舌の動きに合わせて呼吸も落ち着いてきた頃だった。
チュップ……
セイジの舌と唇が、私からゆっくりと離れていく。
「はぁ……ぁ……」
ウットリとした目でセイジを見詰めると、目尻に優しくキスを落としてきて
「琴海……次のレッスン……いよいよ実技なんだろ?」
少し沈んだ声でそう言ってきた。
私の肩を抱き締める腕に力が込められると、グッと喉の奥が詰まりそうになる。
「うん……講師としても実技は初めてだから、ちょっと緊張してる」
だから今日は、実技レッスンの前にセイジの顔を見ておきたかったのも理由の一つでもあった。
レッスン内容はこれからヤナセに説明を受ける。
女性講師の役目の一つとして『新人の研修』がかなり重要な位置を占めているからには、午後の実習は今までに担当になったことがない男性講師――――
『新人講師』の可能性が大きかった。
腰に回されていた腕も胸元まで上がってきていて、身動きが取れない。
「ふぅ……んっくぅ……っ……」
上手く呼吸が出来なくて、苦しくて溺れているみたいな感覚に陥る。
セイジの背中に体重を預けるように凭れ掛かり、太ももに両手でしがみ付いてスーツをクシャクシャに掴んだ。
酸欠なのか……
恍惚感なのか……
身体が水中を浮遊しているみたいだ。
頭の芯が軽く痺れると、瞼の裏に白い光が広がり始める。
「んん……んっふ……」
思考がまともに働いていないけど、舌は本能的にセイジの動きに合わせて絡ませていく。
時間が経つことなんて忘れてしまいそう――――。
舌の動きに合わせて呼吸も落ち着いてきた頃だった。
チュップ……
セイジの舌と唇が、私からゆっくりと離れていく。
「はぁ……ぁ……」
ウットリとした目でセイジを見詰めると、目尻に優しくキスを落としてきて
「琴海……次のレッスン……いよいよ実技なんだろ?」
少し沈んだ声でそう言ってきた。
私の肩を抱き締める腕に力が込められると、グッと喉の奥が詰まりそうになる。
「うん……講師としても実技は初めてだから、ちょっと緊張してる」
だから今日は、実技レッスンの前にセイジの顔を見ておきたかったのも理由の一つでもあった。
レッスン内容はこれからヤナセに説明を受ける。
女性講師の役目の一つとして『新人の研修』がかなり重要な位置を占めているからには、午後の実習は今までに担当になったことがない男性講師――――
『新人講師』の可能性が大きかった。

