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初花凛々
第12章 空は瑠璃色
凛は如月の背中を見送ってから、尊敬の眼差しで麻耶を見た。


「……もしかして俺余計なことしちゃったりとかした?」

「へ?」

「いや、合コン。凛行きたかったかなぁとか思って」

「行きたいわけないじゃない!」

「そうなの?」

「行きたくない。男と愛想笑い浮かべながらご飯食べるよりなら、一人の方がまし!」


凛は言い切った。そして、同時に思い出す。


麻耶と初めて会話をした日のことを。


初めて二人きりでご飯を食べたあの日


_____私は愛想笑いなんか浮かべたかな?いや。それどころか、むしろ_____


「凛」


物思いに耽っていたら、呼ばれた名前に凛は麻耶の顔を見上げた。


「早速しよっか」

「へ?」


まだその言葉を理解していない凛に、麻耶はハァーっと気怠そうに息を吐いた。


「……エッチの練習だよ」


麻耶はわざと凛の耳元で艶っぽく囁く。


「会社では言わないで!」

「凛もね」


クスクスと笑う麻耶。


その笑顔を見たら、何でもかんでも許してしまいそうになる凛。


二人はしばらく、こうして笑い合っていた。



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