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初花凛々
第13章 玉響の恋
電気を消し、麻耶は再び凛の後ろ側へと腰を下ろした。



その時ふわっと、やはり麻耶の身体からはいい香りがした。



_____もしかしたら、麻耶も練習のために、念入りに?



そう思うと、凛は嬉しくなった。


麻耶は自身に凛を寄りかからせるようにして、自らには凛の正面が見えないようにした。


初めての凛をなるべく緊張させないように_____


そんな配慮をまたも感じ取った凛はまたひとつ、緊張がほぐされてゆく。


麻耶はそっと、凛の羽織っている薄手のパーカーに手をかけた。そしてそれをそろりと肩から落とす。


電気は消しているが、カーテンの隙間から差し込む月明かり。凛はそれに気づいたが、知らないふりをした。


_____もし、私の身体を見たら、麻耶はどう思うのかな


凛は身体を見られる恥ずかしさよりも、麻耶にどう思われるのかということの方が気になった。


けれど、先ほどからたくさんの気を配ってくれる麻耶。それだけに、凛は恐怖に囚われることなく、麻耶に身を預けることが出来た。


麻耶は、凛の着ているキャミソールに手をかけ、それを剥ぎ取った。白く華奢な背中が月明かりに照らされ、浮かぶ。凛の胸を誰の目にも触れさせぬよう守っているもの。それを麻耶が凛の肩から、スッと外してゆく。


すべてが外されると、凛は身体が軽くなったような、心細いような気持ちになった。


それに気付いたであろう麻耶が、凛をキュッと後ろから抱きしめた。


「凛の肌、すげぇ綺麗」

「……恥ずかしい」

「恥ずかしがらなくていいよ。本当、自慢してもいいくらいだから」


麻耶はそう言うと、凛を抱き上げベッドへ下ろした。そうしてゆっくりと、壊れないように。凛を押し倒した。
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