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初花凛々
第13章 玉響の恋
凛は下から、麻耶を見上げた。


月明かりに照らされる麻耶の顔を見て、なんだか急に凛は面白くなってきた。


「……え、何笑ってんの?」

「ふふ、だって私たちがベッドでこうしてるなんて。過去の私たちが知ったら驚くね」

「過去の凛が知ったら、嫌!とか言いそう」

「それは麻耶もでしょ?」

「いや?思わない」


麻耶は凛に顔を近づけ、それこそ唇と唇が触れ合いそうな距離で、囁く。


「過去の俺が知ったら、両手をあげて喜ぶよ_____」


_____それってどういう意味?


聞きたいとも思ったが、そんな余裕なんか失くしてしまう程の刺激が凛を襲う。


麻耶の舌が、凛の肌の上をひゅるひゅると滑ってゆく。


唇とはまた違う刺激。凛は自分の意志とは無関係に、ビクッと揺れてしまう。


_____恥ずかしい



けれど麻耶はさっき、凛の肌を見て綺麗だと言った。


_____自慢してもいい


麻耶の言葉は間違いなく凛の心に響いていた。


「……ひゃっ!」


凛は思わず、声が出た。麻耶の唇が、凛の膨らみの中心を掠めたから。


凛の乳輪は、淡い桃色。そこをなぞるように、麻耶の舌が動く。


擽ったくて、恥ずかしくて。


そこの中心にある、更に濃い桃色の突起。小粒の木苺のように丸いそれが、既に硬く尖ってしまっていることに、凛はまだ気付いていない。


麻耶はそれに気付いているが、あえて避けるように舌を滑らせてゆく。木苺に近づいては離れる。その度に凛は、どこか焦れったいような気持ちを覚えてゆく。

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