この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初花凛々
第13章 玉響の恋
麻耶の腕の中に収められた凛の耳には、麻耶の鼓動が届く。
いつもは優しいリズムを刻むその音が、今日はなんだか違うな、と凛は思った。
「麻耶、ドキドキしてる」
いたずらっ子のように凛は笑った。
「……当たり前じゃん」
反対に麻耶は、ふてくされた子どものように。
「ドキドキするんだ?処女相手に」
「何言ってんの。するに決まってる」
「天下の麻耶なのに?」
「そう。天下の俺様なのに」
「自分で言う〜?」
ケラケラと凛は笑い、そんな凛を麻耶はグッと胸から引き離した。
そして、真剣な眼をした麻耶と、まだ笑いの余韻が残っている凛の眼が合う。
「……っ!」
麻耶は凛の隙をついて、凛の首筋をペロッと舐めた。
「擽ったい……麻耶……」
時折、ひゅっと息が肌にかかり、その刺激に凛は腰が浮いてしまう。
「余裕そうだから、もーちょいやるわ」
仕返しだと言わんばかりに、麻耶は先ほどの凛のようにいたずらに笑う。
「もーちょいって……あっ!」
凛はつい、大きな声を出してしまう。なぜなら、胸への刺激とは違う、下への刺激が凛を襲ったから。それはショーツの上から、更に部屋着のショートパンツも隔ててだけれど、凛にとっては刺激的すぎるほどの刺激。
「麻耶……っ」
いきなりのことに動揺を見せる凛。仕返しのつもりもあった麻耶だったけれど、凛の意思を無視して強行なんてしない。それをわかっている凛は、麻耶の名を呼び制止する。
「やめとく?」
麻耶に問われ、凛は自分に問いかける。
この甘い刺激を、もう少しだけ味わいたいと思う自分は確かにここにいる。
_____さっき、正直な気持ちを伝えたら、麻耶は嬉しそうにしてくれた。
凛はそう思いながら、麻耶の眼を見つめた。
「……もっとして……」
正直に伝えた凛。そんな凛に、麻耶はやはり、子どものような笑みを返した。
_____これってキラースマイルってやつかも
凛は麻耶の笑顔を見て、そんな事を思った。
いつもは優しいリズムを刻むその音が、今日はなんだか違うな、と凛は思った。
「麻耶、ドキドキしてる」
いたずらっ子のように凛は笑った。
「……当たり前じゃん」
反対に麻耶は、ふてくされた子どものように。
「ドキドキするんだ?処女相手に」
「何言ってんの。するに決まってる」
「天下の麻耶なのに?」
「そう。天下の俺様なのに」
「自分で言う〜?」
ケラケラと凛は笑い、そんな凛を麻耶はグッと胸から引き離した。
そして、真剣な眼をした麻耶と、まだ笑いの余韻が残っている凛の眼が合う。
「……っ!」
麻耶は凛の隙をついて、凛の首筋をペロッと舐めた。
「擽ったい……麻耶……」
時折、ひゅっと息が肌にかかり、その刺激に凛は腰が浮いてしまう。
「余裕そうだから、もーちょいやるわ」
仕返しだと言わんばかりに、麻耶は先ほどの凛のようにいたずらに笑う。
「もーちょいって……あっ!」
凛はつい、大きな声を出してしまう。なぜなら、胸への刺激とは違う、下への刺激が凛を襲ったから。それはショーツの上から、更に部屋着のショートパンツも隔ててだけれど、凛にとっては刺激的すぎるほどの刺激。
「麻耶……っ」
いきなりのことに動揺を見せる凛。仕返しのつもりもあった麻耶だったけれど、凛の意思を無視して強行なんてしない。それをわかっている凛は、麻耶の名を呼び制止する。
「やめとく?」
麻耶に問われ、凛は自分に問いかける。
この甘い刺激を、もう少しだけ味わいたいと思う自分は確かにここにいる。
_____さっき、正直な気持ちを伝えたら、麻耶は嬉しそうにしてくれた。
凛はそう思いながら、麻耶の眼を見つめた。
「……もっとして……」
正直に伝えた凛。そんな凛に、麻耶はやはり、子どものような笑みを返した。
_____これってキラースマイルってやつかも
凛は麻耶の笑顔を見て、そんな事を思った。