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初花凛々
第14章 水魚の交わり

麻耶の家につき、リビングに入ったと同時にそれは始まった。
いきなり、と凛は思ったけれど。
初めて麻耶に身体を見せたあの日から、そのことばかりを考えていた凛は、抵抗する理由なんてひとつもなかった。
麻耶は立ちすくむ凛を後ろから抱きしめ、うなじに口付けた。
凛がその日着ていた服は、夏の風をふんだんに巻き込むシフォンチュニック。そのひらひらとした裾から、麻耶の手が入り込む。
「……あっ」
凛は思わず声が漏れる。麻耶の指先は、探検するように凛の肌の上をするすると滑ってゆく。
前回は擽ったさの方が勝っていたが、今はそれよりも、触られたところから順に熱を帯びていくような感覚がする。
麻耶の指先は凛のブラジャーの隙間を縫って、凛の乳頭に触れた。凛はまたも気付いていないが、既にそこは固く立っていた。ここを触ってと、言わんばかりに。
凛の口から漏れる甘いため息。声にならない声を聞いた麻耶は、堪らずに凛の服を脱がせた。
その弾みで、ぷるんとゼリーのように揺れる胸。それを見た麻耶はまた、凛の唇に口づけをしそうになり慌てて自らを制止する。
麻耶は凛をそのままソファへと押し倒し、覆いかぶさった。
「……っ!」
今日、麻耶は焦らさず、凛の立ちそそる乳頭を咥え、吸う。その度に凛はまた、切ない痛みが全身へと駆け巡った。苦しいような、不思議な感覚がする。
胸の形が変わるくらいに揉みしだかれて、しばらくすると、ふと顔をあげた麻耶と目が合った。
凛はその時、どきりとした。
濡れた唇_____
その唇に今、口づけをされたいと思ってしまった自分に驚いた。
けれどその魅惑の唇は凛の唇を素通りして、額へと。
いきなり、と凛は思ったけれど。
初めて麻耶に身体を見せたあの日から、そのことばかりを考えていた凛は、抵抗する理由なんてひとつもなかった。
麻耶は立ちすくむ凛を後ろから抱きしめ、うなじに口付けた。
凛がその日着ていた服は、夏の風をふんだんに巻き込むシフォンチュニック。そのひらひらとした裾から、麻耶の手が入り込む。
「……あっ」
凛は思わず声が漏れる。麻耶の指先は、探検するように凛の肌の上をするすると滑ってゆく。
前回は擽ったさの方が勝っていたが、今はそれよりも、触られたところから順に熱を帯びていくような感覚がする。
麻耶の指先は凛のブラジャーの隙間を縫って、凛の乳頭に触れた。凛はまたも気付いていないが、既にそこは固く立っていた。ここを触ってと、言わんばかりに。
凛の口から漏れる甘いため息。声にならない声を聞いた麻耶は、堪らずに凛の服を脱がせた。
その弾みで、ぷるんとゼリーのように揺れる胸。それを見た麻耶はまた、凛の唇に口づけをしそうになり慌てて自らを制止する。
麻耶は凛をそのままソファへと押し倒し、覆いかぶさった。
「……っ!」
今日、麻耶は焦らさず、凛の立ちそそる乳頭を咥え、吸う。その度に凛はまた、切ない痛みが全身へと駆け巡った。苦しいような、不思議な感覚がする。
胸の形が変わるくらいに揉みしだかれて、しばらくすると、ふと顔をあげた麻耶と目が合った。
凛はその時、どきりとした。
濡れた唇_____
その唇に今、口づけをされたいと思ってしまった自分に驚いた。
けれどその魅惑の唇は凛の唇を素通りして、額へと。

