この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初花凛々
第16章 夏深し
凛は今朝から立て続けに羞恥に襲われて、今にも泣き出しそうだった。


自分で言っておきながら、なんて破廉恥な、と自分を責めた。


「……誰かに入れ知恵でもされた?」

「ううん……。パソコンで調べた……」

「一人で?」

「うん」

「夜な夜な?」

「うん」

「……そっか」


馬鹿だな、そう呟き、麻耶は凛の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。


「そんなのしなくてもいいよ」

「どうして?」

「しいていうなら、凛の幸せになる姿が恩返しかな」


麻耶はそう言ってくれたが、それじゃあ凛の気持ちはおさまらない。


恩返しという気持ちはもちろんあるが、そのもっともっと奥の方には、好奇心が渦巻いていた。


もっと麻耶の身体を見てみたい____


凛自身さえもまだ気付いていない、凛の女としての本音。


それが、奥手な凛を突き動かす。


「……させてよ」

「だから、凛はそんなことしなくてもいいって」

「だっていつかはする時が来るかもしれないし。その時にあたふたしてたら恥ずかしいよ」


凛は最もらしい理由を並べて行く。


我ながら、よくもこんなに口が回るなと思った。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ