この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初花凛々
第16章 夏深し
どうしてこんなにも麻耶は渋るのか____
「私以外にはさせてるでしょ?」
「……まぁ、うん」
「だったらさせてよ!それだってエッチの練習の一環でしょ!?」
凛は思わず声が大きくなってしまっていることに気付いていない。それほどまでに必死だった。
「わかったから、ちょっと声おさえて」
麻耶は笑いながら、凛をなだめる。
「今わかったって言ったね!?バッチリ聞いたんだからね!」
「はいはい」
「もうっ!真剣なんだからこっちは!」
「俺だって真剣だよ」
麻耶は凛の右手を、そっと握った。
「……凛ってさ」
「なに?」
「なんか良いよな」
「なんかって何?」
「わかんねぇ」
「なにそれ、意味わかんない」
凛には麻耶の言いたいことがわからなかった。
きっとそれは、麻耶自身にもわからない。
「私以外にはさせてるでしょ?」
「……まぁ、うん」
「だったらさせてよ!それだってエッチの練習の一環でしょ!?」
凛は思わず声が大きくなってしまっていることに気付いていない。それほどまでに必死だった。
「わかったから、ちょっと声おさえて」
麻耶は笑いながら、凛をなだめる。
「今わかったって言ったね!?バッチリ聞いたんだからね!」
「はいはい」
「もうっ!真剣なんだからこっちは!」
「俺だって真剣だよ」
麻耶は凛の右手を、そっと握った。
「……凛ってさ」
「なに?」
「なんか良いよな」
「なんかって何?」
「わかんねぇ」
「なにそれ、意味わかんない」
凛には麻耶の言いたいことがわからなかった。
きっとそれは、麻耶自身にもわからない。