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初花凛々
第17章 月代
凛は気を利かせて、部屋の電気を消した。その様子を見て、何が面白いかわからないが麻耶は笑い、凛も笑った。


「じゃ、失礼します……」


麻耶の部屋着の腰部分に慎重に凛は手を添え、ゆっくりとおろしてゆく。


「擽ってぇ」


身を捩る麻耶に、おとなしくして、と凛は優しく叱咤する。


これから初めて凛にお披露目するかと思うと、麻耶も柄にもなく緊張した。


いつも麻耶は、凛のことを愛撫するうちに自身も大きくそそり立つのだが____


今日はまだ、何もしていないのに、そこに血流が集まり硬くなってしまっていた。男の生態を知りたい凛にとって、ちょうどいい大きさになっている。


「うわ、硬い。大きい!」


ついに現れた麻耶のそこにそっと触れて、凛が発した言葉に麻耶は笑った。


「そんな感想じゃ上手く食レポできねーぞ」

「う、うん。そうだよね……」


麻耶のそれを、恐る恐る、確かめるように触ってゆく凛。
じっと見つめながら、丁寧に、優しく。
そのなんともこそばゆい感覚に、麻耶はじんわりと汁を先ににじませた。


「なんかぬるぬるする……」


先の部分を触り、凛はその液体に気付く。


「女と同じだよ。男だって気持ちいいとこうなるんだよ」

「そうなんだ……」



____ということは、麻耶も今気持ちいいの____?


麻耶に触れる凛。その拙い動きが、麻耶の快感を呼んでいた。
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