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初花凛々
第19章 十六夜
麻耶はまた、凛ではないどこか遠くを見つめるような目で、ポツリポツリと語りだす。


「……俺は初めてのSEXもキスも、適当に済ませた。だから本気で好きな女に出会った時、すげー後悔した」


凛は驚いた。そして同時に、深く知りたいという好奇心がムズムズと湧いてきた。女をはべらせているイメージが周囲に認知されている麻耶が、本気で好きになった女性_____


気になったが、聞くのが怖い、とも思った。


「……わかった」


麻耶がそこまで言うのならば、無理は出来ない、と凛は思った。


凛は麻耶とキスをして、後悔する自分なんて想像出来ないけれど。


その話をしている間も、二人は抱き合い、見つめ合って。


唇と唇の距離は近い。


この状況で、年頃の男女が何事もなく終われるのだろうか


____答えは、ノー。







「……凛?」

「挿れないって約束は守るから____お願い、麻耶」


凛は麻耶を目の前にして、高ぶる感情をどうにも抑えきれなかった。


それは流し込んだビールのせい?


酔っているから?


きっとアルコールが凛をより、大胆にした。


凛は自身でもわからなかった。


自分をここまで突き動かすものの正体に。
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