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初花凛々
第19章 十六夜
____視姦


麻耶は今、凛に指一本触れていないのに


凛の膣からはたらりと愛液が流れる。


「……熟してる」


麻耶は一言呟くと、凛の脚の付け根を指先でつつ、と撫でた。


膣とクリトリスを避けるように____


それは焦らしというものなんだと、凛も最近では気が付いていた。


触ってほしい熱い部分。わかっていながら麻耶は触らない。


そう、凛が言うまでは。


「……麻耶っ……」


凛は触ってほしくて堪らないが、自ら懇願するのは恥ずかしいので躊躇していた。


そんな凛のことなんてお見通しの麻耶は、右の口角を上げ意地悪そうに笑った。


____今の顔、すごく好きかも


と、凛はそんなことを思っていた。


視界に入るのは、凛の淫らな姿を見てそそり立つ麻耶のもの____


もし、それをひと思いに挿入されたのなら。どんなに満たされるのか_____


凛はもう、そのことばかりを考えていた。


「ひゃあっ」


麻耶は、考え事をして油断している凛の菊門を舐めた。


皺をひとつひとつのばすように、ゆっくりと舌を這わす。


「やっ、そこ汚いっ……」


普段排泄の時にしか使わないそこ。そして、誰にも見せることのないその場所。


凛が自らの手で大きく開いた脚の間には、蜜に濡れた穴ともうひとつの穴がぽっかりと口を開けていた。


「待って、麻耶、麻耶っ……!」


凛は必死で制止したが、力で麻耶に敵うはずがない。


「やっ、ああっ…」


麻耶は凛の菊穴を舐めながら、中指を凛の膣に挿入した。


「うっ……」


麻耶の細くて長い指は、確実に凛の快感部を擦り上げる。
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