この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初花凛々
第21章 秋桜の夜
麻耶は多数の経験があるだけに女性のあしらいは上手い。訳のわからないことを口走る女性に応戦したりはしない。


いつもなら____、そう、いつもならここで、甘い言葉を囁いたりして、抱きしめる。それだけで荒ぶっていた女性は落ち着きを取り戻す。


けれど麻耶は今日、それをしなかった。


「言え。なにがあったか」


訳のわからないことを言う凛に、とことん攻め入ることにした。


「えっ、言えないってば!」

「隠し通せると思うな」

「や、やだ、やだやだやだ!」


麻耶は凛にじりじりと距離を詰め、手を伸ばした。


「ひゃっははは〜!」

「言うまでやめねーよ」


麻耶は凛の弱点でもある脇腹をこしょこしょと擽った。ついでに足の裏も。


「いっ、言う!言うからやめてぇ!」


また凛は笑い死にそうになり、麻耶に懇願した。


「よし」


凛は擽りの刑に処され、口を割らざるを得なくなった。


「……でも、やっぱり言ったらダメな気が……」

「おら、言え」

「うひゃあ!」


麻耶は凛の足首を掴み、くるぶしに口づけをした。


その仕草が妙に色っぽく、魅力的で、凛はずくんとした痛みをまた抱えた。





/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ