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初花凛々
第21章 秋桜の夜
凛とは決して交わらない____
そう決めてはいるが、酒の入った身体で、湧き上がる欲を抑えるのは一苦労。
健康で年頃の男にとってそれを我慢するのは、並々ならぬ努力が必要だ。
「麻耶は?夜、どんな風に過ごしてた?」
「……毎晩接待あって、忙しかったかも」
「そっか。それはお疲れ様だったね」
麻耶のことを信じ切って、安心している凛。麻耶の昂ぶる男の部分に気付くはずもなく、凛は麻耶の胸に寄り添い、甘えるように腕を回した。
「……麻耶だぁ」
凛はぽつりと呟く。
麻耶に抱きつき、麻耶の温もりと匂いを存分に味わった凛。そんな凛の背中に、麻耶は腕を回した。
SEXも、ましてやキスさえも禁じられている相手にこうして抱きつかれて。麻耶はもう我慢の限界だった。
「私も、会いたいって思ってたんだ」
けれども、ひとつも疑わずに甘えてくる凛。一時の感情に流されるわけにはいかない。麻耶は何とか気持ちを鎮めるため、先ほどからただ流れっぱなしのバラエティDVDを眺めた。
_____一方の凛は、麻耶にくっついているうちに、子宮の上辺りが痛んだ。
けれどその痛みはいつもよりも強く。
「……あ、血だ……」
トイレに行くと、月に一度訪れるものが。
そう決めてはいるが、酒の入った身体で、湧き上がる欲を抑えるのは一苦労。
健康で年頃の男にとってそれを我慢するのは、並々ならぬ努力が必要だ。
「麻耶は?夜、どんな風に過ごしてた?」
「……毎晩接待あって、忙しかったかも」
「そっか。それはお疲れ様だったね」
麻耶のことを信じ切って、安心している凛。麻耶の昂ぶる男の部分に気付くはずもなく、凛は麻耶の胸に寄り添い、甘えるように腕を回した。
「……麻耶だぁ」
凛はぽつりと呟く。
麻耶に抱きつき、麻耶の温もりと匂いを存分に味わった凛。そんな凛の背中に、麻耶は腕を回した。
SEXも、ましてやキスさえも禁じられている相手にこうして抱きつかれて。麻耶はもう我慢の限界だった。
「私も、会いたいって思ってたんだ」
けれども、ひとつも疑わずに甘えてくる凛。一時の感情に流されるわけにはいかない。麻耶は何とか気持ちを鎮めるため、先ほどからただ流れっぱなしのバラエティDVDを眺めた。
_____一方の凛は、麻耶にくっついているうちに、子宮の上辺りが痛んだ。
けれどその痛みはいつもよりも強く。
「……あ、血だ……」
トイレに行くと、月に一度訪れるものが。