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初花凛々
第22章 秋葉舞いて
「麻耶……、気持ちいい……?」


ポーカーフェイスな麻耶の顔からは読み取れず、凛はそう問いかけた。


「気持ちいいよ」


そう麻耶は言うが、それはただ気を使ってくれているだけな気がして、凛は不安になる。


____どうしたら気持ちよくなる?


凛はただひたすら、腰を振り陰部を音を立て擦り続けた。


凛の心配を他所に、麻耶は本当に気持ちよかった。


それに、視覚的にも絶好の眺め。ぷるぷると揺れる凛の胸は、麻耶の性的興奮を煽った。


「……やべ、イキそう」


麻耶が吐息交じりに、油断をすれば聞き逃しそうなほど小さな声で呟いた。それを凛は聞き逃さなかった。


今日、凛はもうひとつ、目的があった。


挿入が無理ならば、と調べたもうひとつの。


パソコンで調べ得た、男の欲を満たす行為____


口内射精を試みようとしていた。


うまくいくかはわからない。精子がどんな味をして、どんな感触なのかもわからない。


けれども凛に恐怖なんてものは微塵もなかった。


むしろ、麻耶のそれを味わってみたい、とすら思っていた。


凛の割れ目の下、パンパンに膨れ上がった麻耶のもの。それは射精寸前を意味していると凛は知らない。


けれども、麻耶の呼吸が少しだけ乱れたことに凛は気が付いた。


それを見計らって____


ぱくりと、素早く凛は麻耶のものを咥えた。


「うわっ、凛……!」


麻耶は焦った。それと同時に、ビュ、と、凛の口内に精子を放出してしまった。


「何してんの、うっかり出ちゃったじゃん」


いきなりの凛の奇行に麻耶は笑い、凛の口元にティッシュを運んだ。


「ほら、ここに出しちゃえ」


けれど凛はそれを断り、ふるふると横に顔を振った。


せっかく受け止めたものを出してたまるかと、凛はゴクリと喉を鳴らし、ひと思いに飲み込んだ。


ここで凛は、パソコンで調べ得た情報により、口にしようと決めていたセリフがあった。


"〇〇君の精子、美味しい"


というものだ。


けれど、実際に精子を口で受け止め凛から出た言葉は____


「苦い……」


まるで苦虫でも噛み潰したような、という表現がぴったり合うような表情をして、凛は口の端から飲みきれなかった精子を溢した。
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