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初花凛々
第24章 朝ぼらけ
なんだか身体の自由がきかない……


まるで金縛りにでも遭っているかのように、身体は重く動かせなかった。


_____ひっ!


凛は心の中で、小さく悲鳴を上げた。


なぜなら凛は、先ほどまで隣で飲んでいた小松の_____


「……目、覚めた?」


腕の中にいたから。


「なんっ、えっ、ここどこ……?」

「俺の部屋。っても、野村と一緒だけど。あいつは奈々ちゃんとどっかに消えた」


目は完全に覚めたが、凛はまだ身体を動かせない。そう、小松に強く抱きしめられているからだ。


「……胡桃沢さんって、須田と付き合ってるの?あいつははぐらかすけど、実際どうなの?」


凛はそれにロクに答えられないほど、驚いて。そして困惑していた。


「……まぁ例えそうだとしても、あいつも派手に遊んでるから」


_____いいよね?


小松は、凛の耳元でそう囁いた。


「!!」


反応をする間もなく、小松は凛の唇に、キスを_____。


_____やだ!やめて!やだ!!


凛は抵抗する。心の中で、激しく。けれど酔いが回っているせいか、身体に力が入らない。


「んっ、んん〜っ!!」


凛は当然、それに応じるわけがない。


小松の舌が、力の入らない凛の唇を割って侵入してきた。


生暖かく湿っぽいそれは、凛の口内を舐めまわした。


その刺激は今まで味わったことがない。


_____やだっ!


凛はこの状況をどうにか抜け出したいと、足掻いた。すると偶然、凛の膝が小松の腹にヒットした。


一瞬だけ力を緩めた小松_____


その隙を見て、凛はその腕から逃れた。






「……もったいぶってんの?」

「え……?」

「いいじゃん、キスくらい」






_____ファーストキスは特別だから、とっておこう







混乱した凛の頭の中に浮かぶのは


麻耶の言葉。
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