この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初花凛々
第24章 朝ぼらけ
凛は小松の部屋を飛び出した。


言うことをきかない身体を必死に動かし、廊下を走った。


凛は麻耶の部屋を目指した。


_____もうっ!開かない!


凛はガチャガチャと麻耶の部屋のドアロブを回した。キーロックがかかっていて、当然開くはずはない。けれども今の凛は、そんな事に気付かないほど混乱していた。


「西嶋?おまえうるせーよ夜中に……」


ブツブツ言いながら、中から麻耶が現れた。


麻耶は西嶋だと思ったのだろう。いきなり現れた凛に驚いている。


麻耶が驚くのも無理はない_____


凛は先ほど、もう寝ると言って自らの脚で歩き麻耶の部屋を出て行ったのだ。それを小松が、跡を追い、ほぼ眠りかけの凛を部屋に_____


「麻耶のせいっ……」

「は?」

「麻耶が、麻耶がしてくれないから」

「どういうこと?」


凛は極限状態だった。


どうして、なぜ。


_____麻耶、チューして


初めての特別なキス。それは麻耶としたかったのに_____


凛は麻耶を責め立てた。麻耶がしてくれないから、何でもない人に唇を奪われたという思いでいっぱいだった。


凛は麻耶の胸元を叩き、責めた。


「麻耶としたかったのに……っ」


麻耶は凛に、何があったのかと問う。けれども凛は泣きわめくばかりで。


「キス……小松さんの、部屋が……なんでっ」


凛は混乱し、脈絡なく話した。


麻耶は凛の言葉を最後まで聞かず、そして。


凛の唇に、口付けをした。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ