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初花凛々
第24章 朝ぼらけ
凛は小松の部屋を飛び出した。
言うことをきかない身体を必死に動かし、廊下を走った。
凛は麻耶の部屋を目指した。
_____もうっ!開かない!
凛はガチャガチャと麻耶の部屋のドアロブを回した。キーロックがかかっていて、当然開くはずはない。けれども今の凛は、そんな事に気付かないほど混乱していた。
「西嶋?おまえうるせーよ夜中に……」
ブツブツ言いながら、中から麻耶が現れた。
麻耶は西嶋だと思ったのだろう。いきなり現れた凛に驚いている。
麻耶が驚くのも無理はない_____
凛は先ほど、もう寝ると言って自らの脚で歩き麻耶の部屋を出て行ったのだ。それを小松が、跡を追い、ほぼ眠りかけの凛を部屋に_____
「麻耶のせいっ……」
「は?」
「麻耶が、麻耶がしてくれないから」
「どういうこと?」
凛は極限状態だった。
どうして、なぜ。
_____麻耶、チューして
初めての特別なキス。それは麻耶としたかったのに_____
凛は麻耶を責め立てた。麻耶がしてくれないから、何でもない人に唇を奪われたという思いでいっぱいだった。
凛は麻耶の胸元を叩き、責めた。
「麻耶としたかったのに……っ」
麻耶は凛に、何があったのかと問う。けれども凛は泣きわめくばかりで。
「キス……小松さんの、部屋が……なんでっ」
凛は混乱し、脈絡なく話した。
麻耶は凛の言葉を最後まで聞かず、そして。
凛の唇に、口付けをした。
言うことをきかない身体を必死に動かし、廊下を走った。
凛は麻耶の部屋を目指した。
_____もうっ!開かない!
凛はガチャガチャと麻耶の部屋のドアロブを回した。キーロックがかかっていて、当然開くはずはない。けれども今の凛は、そんな事に気付かないほど混乱していた。
「西嶋?おまえうるせーよ夜中に……」
ブツブツ言いながら、中から麻耶が現れた。
麻耶は西嶋だと思ったのだろう。いきなり現れた凛に驚いている。
麻耶が驚くのも無理はない_____
凛は先ほど、もう寝ると言って自らの脚で歩き麻耶の部屋を出て行ったのだ。それを小松が、跡を追い、ほぼ眠りかけの凛を部屋に_____
「麻耶のせいっ……」
「は?」
「麻耶が、麻耶がしてくれないから」
「どういうこと?」
凛は極限状態だった。
どうして、なぜ。
_____麻耶、チューして
初めての特別なキス。それは麻耶としたかったのに_____
凛は麻耶を責め立てた。麻耶がしてくれないから、何でもない人に唇を奪われたという思いでいっぱいだった。
凛は麻耶の胸元を叩き、責めた。
「麻耶としたかったのに……っ」
麻耶は凛に、何があったのかと問う。けれども凛は泣きわめくばかりで。
「キス……小松さんの、部屋が……なんでっ」
凛は混乱し、脈絡なく話した。
麻耶は凛の言葉を最後まで聞かず、そして。
凛の唇に、口付けをした。