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第24章 朝ぼらけ

「麻耶……大きくなってる……」


あろうことか、必死に挿入欲を抑えているにも関わらず凛は麻耶の男の象徴に手を伸ばした。


そろり、そろりと、撫で回す。


「凛……、ヤバイって」


麻耶は凛の耳元で囁いた。その囁き声に、凛は膣の奥を熱くし、愛液を漏らす。


「んあぁっ！」

「……凛も濡れてる」


麻耶は凛のショーツの脇から指をいれ、既にぬるぬるとしている割れ目に、ダイレクトに触れてきた。麻耶を求めやまない凛は、軽く触れられただけなのに快感が子宮から骨盤内にかけ広がる。


凛はもう、準備万端だった。


いつでも麻耶を迎え入れてもいい、と身体が言っている。


「はぁっ、はぁ」


凛の呼吸が荒くなる。それは酒のせいか、口付けのせいか。


「あぁっ！」


麻耶は凛の臍下の敏感な芯に、指先で触れる。


凛の口からは、あられもない声が漏れた。


快感による凛の嬌声を聞くのが麻耶は好きだ。けれども今日は、それよりも口付けをしたい_____と、麻耶は凛の唇に吸い付く。


「……っ！」


凛のくぐもった声が、唇を通して伝わってくる。


凛は涙が溢れそうだった。あまりにも気持ちいいと、人は涙を流すということを知った。


そしてやはり想像していた通り_____いや、それ以上に、麻耶との口付けは甘美な刺激だった。