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初花凛々
第25章 天つ乙女
そして夜になり、いよいよ麻耶が楽しみにしていた統括だけに振舞われるというご馳走の時間がやってきた。
「すっげ〜」
麻耶は子どものように、テーブルに載せられた数々を見て眼をキラキラと輝かせた。
今年の社長からの褒美は、高級黒豚のしゃぶしゃぶだった。
採れたての新鮮なレタスやきのこ類も種類豊富に並んでいる。
「うまっ!なにこれ」
麻耶が感動したのは、これまた採れたてのキャベツを使った塩キャベツ。キャベツを一口大に切り、ごま油で和えて塩昆布と白ごまを散らしたもの。
「凛、この作り方わかる?」
「大体なら。予想だけど」
「今度作って」
「うん、いいよ」
普段あまり喜びを顔に出さない麻耶も、ご馳走を目の前に楽しげだ。それを見て、凛もまた嬉しくなった。
キンキンに冷えたみずみずしいトマトスライスや、手作りの朧豆腐など次から次へと出てきて、本当に美味しくて、凛の口からも美味しい美味しいという言葉が、口癖のように流れ出た。
「すっげ〜」
麻耶は子どものように、テーブルに載せられた数々を見て眼をキラキラと輝かせた。
今年の社長からの褒美は、高級黒豚のしゃぶしゃぶだった。
採れたての新鮮なレタスやきのこ類も種類豊富に並んでいる。
「うまっ!なにこれ」
麻耶が感動したのは、これまた採れたてのキャベツを使った塩キャベツ。キャベツを一口大に切り、ごま油で和えて塩昆布と白ごまを散らしたもの。
「凛、この作り方わかる?」
「大体なら。予想だけど」
「今度作って」
「うん、いいよ」
普段あまり喜びを顔に出さない麻耶も、ご馳走を目の前に楽しげだ。それを見て、凛もまた嬉しくなった。
キンキンに冷えたみずみずしいトマトスライスや、手作りの朧豆腐など次から次へと出てきて、本当に美味しくて、凛の口からも美味しい美味しいという言葉が、口癖のように流れ出た。