この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初花凛々
第36章 桜雪

「どんな味?」
泡盛は、自分も初めてだと麻耶は言った。
「麻耶でも初めてあるの?」
「あるに決まってるでしょ」
自分とは違い、何でも経験してる麻耶だから。麻耶の初めては、貴重だと思った。
「なんていうか、甘めの匂い…?」
「美味い?」
「慣れたら美味しいかも」
泡盛といっても、焼酎と同じく様々な種類と飲み方がある。
初心者はロックよりも、やはり水割りなどがオススメだと会場内に貼られていた説明書きに記されていた。
「ハイボールにして、柑橘系の果実を絞ると飲みやすい……だって」
「なるほど」
そこで凛と麻耶は、ハイボールにシークワーサーの絞り汁を加えたものを頼んだ。
「飲みやすい!」
「ほんとだ」
泡盛の美味しい飲み方を覚えて、凛は嬉しくなった。
会場の奥には、バイキング形式の沖縄料理も豊富に用意されている。定番のゴーヤーチャンプルーに、ソーキそば。
「すげぇ匂い……」
ヤギ汁と呼ばれるものを目の前に、麻耶は逃げ腰になる。
「豚の足だ……」
「足だ……」
ティビチと呼ばれる豚足の煮込み料理。初めは怖かったけれど、口に運ぶと、甘辛い味付けが食べやすかった。
凛の大好きな豆腐よう。豆腐を泡盛等に漬け込み発酵させたもの。麻耶はそれも初めてだと言い、爪楊枝の先で少しずつ食べるようにと凛が教えた。
「……俺はこれが一番好きかも」
ジーマーミ豆腐。デザートなのかと思うくらい甘くて食べやすい。タレは種類が多く、好みの味を選べるようになっていた。
サーターアンダギーと呼ばれる揚げ菓子も、美味しいと凛は絶賛した。
「ねぇ麻耶」
「ん?」
「楽しいね!」
凛は心から楽しかった。
麻耶の初めてを垣間見れたこともそうだし、こうして2人で過ごす時間が、本当に宝物のようで。
「私も、麻耶と過ごす時間が好き」
麻耶のどこが好きかと聞かれても。パッと即答出来ないくらい、深い恋心。
麻耶と過ごす時間が好き。
空気が好き。
それは麻耶とじゃなければ作り出せない空間なのだと凛は思う。
泡盛は、自分も初めてだと麻耶は言った。
「麻耶でも初めてあるの?」
「あるに決まってるでしょ」
自分とは違い、何でも経験してる麻耶だから。麻耶の初めては、貴重だと思った。
「なんていうか、甘めの匂い…?」
「美味い?」
「慣れたら美味しいかも」
泡盛といっても、焼酎と同じく様々な種類と飲み方がある。
初心者はロックよりも、やはり水割りなどがオススメだと会場内に貼られていた説明書きに記されていた。
「ハイボールにして、柑橘系の果実を絞ると飲みやすい……だって」
「なるほど」
そこで凛と麻耶は、ハイボールにシークワーサーの絞り汁を加えたものを頼んだ。
「飲みやすい!」
「ほんとだ」
泡盛の美味しい飲み方を覚えて、凛は嬉しくなった。
会場の奥には、バイキング形式の沖縄料理も豊富に用意されている。定番のゴーヤーチャンプルーに、ソーキそば。
「すげぇ匂い……」
ヤギ汁と呼ばれるものを目の前に、麻耶は逃げ腰になる。
「豚の足だ……」
「足だ……」
ティビチと呼ばれる豚足の煮込み料理。初めは怖かったけれど、口に運ぶと、甘辛い味付けが食べやすかった。
凛の大好きな豆腐よう。豆腐を泡盛等に漬け込み発酵させたもの。麻耶はそれも初めてだと言い、爪楊枝の先で少しずつ食べるようにと凛が教えた。
「……俺はこれが一番好きかも」
ジーマーミ豆腐。デザートなのかと思うくらい甘くて食べやすい。タレは種類が多く、好みの味を選べるようになっていた。
サーターアンダギーと呼ばれる揚げ菓子も、美味しいと凛は絶賛した。
「ねぇ麻耶」
「ん?」
「楽しいね!」
凛は心から楽しかった。
麻耶の初めてを垣間見れたこともそうだし、こうして2人で過ごす時間が、本当に宝物のようで。
「私も、麻耶と過ごす時間が好き」
麻耶のどこが好きかと聞かれても。パッと即答出来ないくらい、深い恋心。
麻耶と過ごす時間が好き。
空気が好き。
それは麻耶とじゃなければ作り出せない空間なのだと凛は思う。

