この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初花凛々
第39章 春告げ鳥が啼く
仕上げに、味噌を溶いて入れ、麻耶の切ったニラを鍋の真ん中に並べる。


ニラを並べる際にまた、凛は笑う。


「ひゃあっ」

「シー」


火を止め、コテージのリビングのソファに腰を下ろしたと同時。


麻耶は凛をソファへ押し倒した。


「そろそろみんな帰ってくるんじゃない!?」

「かもな」

「かもなって……」


騒ぎ立てる凛を黙らせるように、麻耶はその唇に口付けをする。


こんな口付けもまた、いつぶりだろうかと凛は思いながら、その唇と舌を味わった。


「ちょっと麻耶っ!」

「大丈夫。ここでエッチしたりしないから」


エッチは元より、既に充分危険だと凛は思った。


麻耶は凛の胸を、服の下に手を入れ揉んできた。


「……鍵、かけてあるし。足音でわかるから。それまではチューさせろ」


チュー、という言い方が麻耶の口から出て。不釣り合い過ぎて、可愛すぎて。凛は瞬間湯沸かし器ケトルのように一瞬で身体が熱くなる。


「……うん。チューする」


凛は麻耶の首にしがみつくように腕を回し、熱く激しく舌を絡め合った。


_____コテージに洗濯機はあるかなぁ


などと凛は思いながら。


麻耶の口付けにより、凛は愛液でショーツを濡らした。


さすがにここではヤバイのは麻耶も凛も承知の上。


けれど今すぐ、ひとつになりたくて。


「……温泉、明日入ればいいから」

「うん……ん?」

「コテージについてる風呂入ろう」

「え!?」


麻耶は凛の手を引き、バスルームへと向かった。


「麻耶っ!お待ちください!」

「待てないっす」

「ひいぃ〜」


有無を言わさず。ガタガタ言うなと言わんばかりの瞳で、麻耶は凛を見つめる。


そしてまた、熱い、口付けを。


「いいじゃん、一緒に入ろう。ね?」


いつぞやの凛のように。甘えるような、上目遣いで麻耶に言われると、凛は催眠術にでもかかったかのように「はい」と返事をしてしまった。


「はい決定〜」


麻耶は子どものような笑みを浮かべ、バスルームへ凛を押し込んだ。


麻耶がしっかりとバスルームの鍵をかけたことを、凛は焦りながらも冷静に確認した。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ