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初花凛々
第39章 春告げ鳥が啼く
シャワーの音で掻き消される甘い甘い声。


これからの行為を凛は期待した。


凛は、もう挿れてと言わんばかりに脚を広げた。


指だけじゃもう物足りないのと、濡れそぼった穴が麻耶に訴えている。


_____と、その時。


「やばい、ゴム忘れた」


とんでもないことを麻耶は言ってきた。


「なっ!?」

「なんか焦ってさ。1番大切なもん忘れてきちゃった」

「そ、それはどこに」

「車の中」


凛は心の中で…いや、たぶん顔に出るほどにガッカリと肩を落とした。


ここまで来てお預けだなんて。というより、SEXの為にバスルームに来たと言っても過言ではないのに。


「それにそろそろマジであいつら帰ってきそうだしね」


そう言う麻耶に、了承するしかない凛。


避妊具なしでもいいからお願い、なんて。そんなふざけたことは言えないから。


「ごめんね」

「ううん……」

「俺も、めちゃくちゃSEXしたかった」


麻耶が残念そうに呟く。


「……私も。したかった」


へへ、と、照れくさそうに凛は笑い。それを見て麻耶も、同じような笑みを浮かべた。


甘い余韻を残しつつ、2人はとうに溜まった浴槽に身を沈める。


火照りまくった身体が、熱い湯によりうやむやに誤魔化された。


麻耶は浴槽の中で、凛を後ろから抱きしめる。


凛は抱きしめられながら、麻耶の大きく膨らんだままの部分を腰の辺りに感じた。


「あ……」

「凛の喘ぎ声。いつも色っぽくて、最高」


麻耶は、凛の臍下の膨らみを、指でこねくり回す。


せっかく鎮めようとしていたものが、再び凛の中で燃え上がってゆく。


けれども麻耶は、燃えるだけ燃えさせておいて、その指の動きを止める。


涙目になる凛を浴槽からあげて、「髪を洗わせて」などと言う。


振り回されっぱなしの凛は、「私が洗ってあげる」と言った。


「じゃあ洗いっこするか」

「うん、そうしよ」


_____洗いっこだなんて。


今日の麻耶は、本当に可愛らしい。と凛は思いながら、麻耶を座らせ、その柔らかな髪に指を伸ばした。


凛の思惑なんかちっとも気が付いていない麻耶は、無防備に凛に身体を預ける。
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