パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第39章 春告げ鳥が啼く

麻耶は凛を見くびっていたのかもしれない。


思い切り油断していた麻耶の男の部分を凛は口に咥えた。


あまりに無防備だった麻耶は、驚いて思わず、うわ、と声をあげた。


凛は麻耶とひとつになる喜びに身体を高ぶらせていたが、物の見事に棒に振られた。


それの仕返し、という訳でもないが。


いつでも余裕の表情を浮かべる麻耶のことを、乱してみたいという好奇心がムクムクと湧いてきたのだ。


_____どう？ビックリしたでしょう？


というような、勝ち誇った視線を凛は麻耶へ向けた。大きくそそり立つものを咥えながら。


麻耶は初めこそ抵抗していたが、徐々に身体の力を抜いてゆく。


再び麻耶の身体に力が入ったのは、それから数分後のこと。


射精の波が寄せては引いて、また寄せた、そのとき。






「あれー？須田くんはー？」


という、椿の声が聞こえた。


それは脱衣所の外、リビングの方からだったが、凛はその声に驚き口を離した。


あと少しというところで。麻耶はお預けをくらった。