この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初花凛々
第5章 夕凪
返事はゆっくりでいいよと、優しい笑みを残して西嶋は戻っていった。
_____別荘なんて……泊まりだなんて……
「ものすごぉく行きたい」
「よし、じゃあ決定」
「やっ!やっぱまだダメ!もう少し考える……」
西嶋から別荘に誘われた日の夜、この日も凛のアパートには須田が来ていた。
凛からのお呼び出しを受けて。
そして、何時間も凛はこうして迷いっぱなし。そんな凛に、須田は呆れながらも付き合っている。
「なにを迷うことがあるわけ?」
「だって!泊まりってことは、すっぴん晒すってことだよ!?」
「そんな事気にしてんの?」
「そんな事って、一大事だよ!」
息巻く凛のことを、須田は冷静に抑える。
「大丈夫、安心しなよ」
「なにが大丈夫って……」
「すっぴんも可愛いよ」
須田の言葉に、凛は一気に恥ずかしくなる。
こうして話している今も、凛は須田にすっぴんを披露していた。
「須田くんもお風呂入る?サッパリするよ?」
須田の事を、男としてちっとも認識していない凛は、そんな言葉をかける。
「いや、いい」
「遠慮しなくてもいいよ?」
そんな凛に、須田はため息を吐いた。
_____別荘なんて……泊まりだなんて……
「ものすごぉく行きたい」
「よし、じゃあ決定」
「やっ!やっぱまだダメ!もう少し考える……」
西嶋から別荘に誘われた日の夜、この日も凛のアパートには須田が来ていた。
凛からのお呼び出しを受けて。
そして、何時間も凛はこうして迷いっぱなし。そんな凛に、須田は呆れながらも付き合っている。
「なにを迷うことがあるわけ?」
「だって!泊まりってことは、すっぴん晒すってことだよ!?」
「そんな事気にしてんの?」
「そんな事って、一大事だよ!」
息巻く凛のことを、須田は冷静に抑える。
「大丈夫、安心しなよ」
「なにが大丈夫って……」
「すっぴんも可愛いよ」
須田の言葉に、凛は一気に恥ずかしくなる。
こうして話している今も、凛は須田にすっぴんを披露していた。
「須田くんもお風呂入る?サッパリするよ?」
須田の事を、男としてちっとも認識していない凛は、そんな言葉をかける。
「いや、いい」
「遠慮しなくてもいいよ?」
そんな凛に、須田はため息を吐いた。