この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初花凛々
第45章 君影草〜鈴蘭
逆上せた身体。


それは温泉によるものなのか、それとも麻耶によるものなのか。


目が回りそうな凛の手を引き、麻耶はシャワールームへと。


凛のデリケートな女の部分からは、滑りを帯びたものが出てくる。


シャワーで洗い流しても、その滑りは取れることがない。


もう充分すぎるほどに潤いをなしているそこへ、麻耶は自らの物を沿わせながら、凛へ問う。


「もう夫婦になるから、いいよね?」


それは、避妊具なしでもいいか、ということだろう。


そう解釈した凛は、頷いた。


凛の意思を確認した麻耶は、凛の右脚を抱える。


凛は麻耶の背中に腕を回し、これから受けるであろう衝撃に備えた。


これから初めて2人は数ミリの壁を隔てずにひとつになる。


麻耶は凛の穴へとねじこんだ。


体温を直に感じる。


それはあまりにも熱く、滑らかで、それでいて硬い。


普段よりも摩擦を強く感じて、凛は脚にも腕にも力が入らなくなってしまった。


けれどもつま先には無意識に力が込められる。


それはすぐにでも絶頂を迎えそうだという凛の身体からの合図だった。


気持ち良いのは麻耶もまた同じ。


触れる部分全てから熱が発せられて、自然と目には涙が浮かぶ。


凛の胸の頭頂部も、いつもよりも紅く脹れ上がってる気さえする。


「中に出すから」


射精の瞬間が近い麻耶は、凛の耳元でそう呟く。


「えっ、中?」

「そう、中にね」

「中に出すとどうなるんだっけ」


避妊具なしで行為に及ぶということは、どういう意味を持っているのかわかってはいるが、突然の麻耶の申し出に凛は問う。


「凛の身体と俺のアレがタイミングが合うと、妊娠するよね」


_____妊娠


そう、凛の卵子と麻耶の精子が受精すれば、妊娠する。


それは小学校でも習ったから、当然知っている。


考えている間にも、麻耶はその時を迎えようとしている。


「ま、待って、麻耶」

「無理」

「待って、ストップ」

「男は急に止まれません」


そう、こんな時の男に止まれだなんて、無理な話。


けれどもいつもよりも強引な麻耶に、凛は少しばかりの不安と不信を募らせる。


そんな凛をよそに、麻耶はその瞬間を目指して、ラストスパートをかける。


「ダメ〜っ!中に出したらダメ!!」


凛は叫んだ。

/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ