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初花凛々
第6章 恋水
_____行くと決まれば、抜群に素敵な部屋着と水着を買わなくちゃ!
ようやく覚悟が決まった凛は、ショッピングに新山を誘った。
が、しかし。
「残念なんですけど、すっごく行きたいんですけど、私今日デートなんですよ〜!」
「そう……、なら無理だね……」
「ふふ。大丈夫ですよ、須田さんに任せておけば!」
「いや、須田くんに頼むくらいなら私一人で!」
新山とそんな会話をしていると、「早く行こう」と、須田がわざわざ凛のいる人事部まで出向いてきた。
「えっ、うそ!」
「くるちゃん一人だと心配だから〜」
「大丈夫だもん!」
「ごちゃごちゃ言ってないで、ほら行くよ」
「えぇー!」
新山に見送られ、凛は須田に引きずられるようにして会社を出た。
「きゃー!これ可愛い!あっ、あれも可愛い〜!」
全く乗り気じゃなかった凛だが、久しぶりのウインドウショッピングに胸が弾んだ。
「……ねぇ、今日はそれ買いに来たんじゃないでしょ」
「でもさ〜!新しい色のグロスが出てるの!ほら見て!パインの香りだって!」
「……いい匂いだね……」
須田はすっかり凛のペースに巻き込まれてしまい、やれやれとため息を吐いた。
「……あーいうの、西嶋好きっぽい」
「え?」
言われて、須田の目線の先を追うと、モノトーン調のゼブラ柄のビキニを身につけたマネキンが一体。
「えっ!西嶋さんてあんなのがいいの!?」
「うん」
「意外……」
胸と陰部以外は丸見えのそれに、凛は驚いた。
「ねぇ、あれは?」
「どれ?」
凛はふらふらとウインドウショッピングしながらも、大体目星をつけていた水着を須田に教えた。
それはミントグリーンの生地に、茶色い水玉模様が施されている。なんといっても一番いいと思えたのは、スカートタイプだったから。
お尻が隠れるというデザインが、凛を安心させてくれる。
「……チョコミントみたいで、可愛いけどさぁ」
「でしょ!?」
「まぁ……いんじゃね?くるちゃん似合いそう」
「やったー!じゃこれで水着は決まりー」
凛はチョコミントと称されたそれを手に、いそいそとレジへ向かった。
ようやく覚悟が決まった凛は、ショッピングに新山を誘った。
が、しかし。
「残念なんですけど、すっごく行きたいんですけど、私今日デートなんですよ〜!」
「そう……、なら無理だね……」
「ふふ。大丈夫ですよ、須田さんに任せておけば!」
「いや、須田くんに頼むくらいなら私一人で!」
新山とそんな会話をしていると、「早く行こう」と、須田がわざわざ凛のいる人事部まで出向いてきた。
「えっ、うそ!」
「くるちゃん一人だと心配だから〜」
「大丈夫だもん!」
「ごちゃごちゃ言ってないで、ほら行くよ」
「えぇー!」
新山に見送られ、凛は須田に引きずられるようにして会社を出た。
「きゃー!これ可愛い!あっ、あれも可愛い〜!」
全く乗り気じゃなかった凛だが、久しぶりのウインドウショッピングに胸が弾んだ。
「……ねぇ、今日はそれ買いに来たんじゃないでしょ」
「でもさ〜!新しい色のグロスが出てるの!ほら見て!パインの香りだって!」
「……いい匂いだね……」
須田はすっかり凛のペースに巻き込まれてしまい、やれやれとため息を吐いた。
「……あーいうの、西嶋好きっぽい」
「え?」
言われて、須田の目線の先を追うと、モノトーン調のゼブラ柄のビキニを身につけたマネキンが一体。
「えっ!西嶋さんてあんなのがいいの!?」
「うん」
「意外……」
胸と陰部以外は丸見えのそれに、凛は驚いた。
「ねぇ、あれは?」
「どれ?」
凛はふらふらとウインドウショッピングしながらも、大体目星をつけていた水着を須田に教えた。
それはミントグリーンの生地に、茶色い水玉模様が施されている。なんといっても一番いいと思えたのは、スカートタイプだったから。
お尻が隠れるというデザインが、凛を安心させてくれる。
「……チョコミントみたいで、可愛いけどさぁ」
「でしょ!?」
「まぁ……いんじゃね?くるちゃん似合いそう」
「やったー!じゃこれで水着は決まりー」
凛はチョコミントと称されたそれを手に、いそいそとレジへ向かった。