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はじめの一歩
第5章 Piece of memory ー記憶の欠片ー
私の作ったハンバーグは、つなぎが甘くて、ひっくり返す時に割れて、肉汁が出てしまって。焼けたらちょっとパサついてしまったけど、それでも幸村くんは美味い!とたくさん食べてくれた。
彼氏にご飯を作るのは初めてじゃない。
だけど、こんなに美味しそうに食べてくれた人は初めてで。
失敗なのに、というと、全然失敗じゃないよ!ホントに美味いもん!と笑ってくれる幸村くんの笑顔に嘘はなさそうで。
嬉しさと照れの混じった微妙な顔をしてしまった。
ご飯を食べ終えて片付けたら、9時過ぎで。
「そろそろ帰る? 送ってくよ。」
と言われて、拍子抜けしてしまった。
付き合って2ヶ月。
独り暮らしの彼氏の家に来るのに、何もないとかイマドキ高校生でもなくない? 家に来ることは、急に決めたから。
勿論お泊まりセットも持ってなくて。
でも、最低限困らないように、スーパーに併設されてたドラッグストアで買い物はしてた。
彼氏にご飯を作るのは初めてじゃない。
だけど、こんなに美味しそうに食べてくれた人は初めてで。
失敗なのに、というと、全然失敗じゃないよ!ホントに美味いもん!と笑ってくれる幸村くんの笑顔に嘘はなさそうで。
嬉しさと照れの混じった微妙な顔をしてしまった。
ご飯を食べ終えて片付けたら、9時過ぎで。
「そろそろ帰る? 送ってくよ。」
と言われて、拍子抜けしてしまった。
付き合って2ヶ月。
独り暮らしの彼氏の家に来るのに、何もないとかイマドキ高校生でもなくない? 家に来ることは、急に決めたから。
勿論お泊まりセットも持ってなくて。
でも、最低限困らないように、スーパーに併設されてたドラッグストアで買い物はしてた。