この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
はじめの一歩
第5章 Piece of memory ー記憶の欠片ー
私はお母さんに、友達のウチに泊まる、と電話した。

幸村くんが、お風呂を溜めながら。

「シャンプーとか、化粧品とか、ないんだけど…コンビニとか行ったほうがいい?」

「大丈夫。」

ドラッグストアで買った、シャンプー・トリートメントのトラベルセットと、ミニパックの基礎化粧品を見せる。

「用意、いいね…」

「大人ですから。不測の事態には備えるのよ。」

「…いつも持ってんの?」

「まさか。独り暮らしの彼氏のお家にお邪魔するのよ?何があってもおかしくないじゃない。スーパーで買ったのよ。」

「そっか…俺全然気効かなくて…」

しょぼんと項垂れる幸村くんがカワイイ。

「いいのよ。率先して買われたら逆に引くし。家にあっても、なんでってなるし。お母さんのだって言われてもちょっと信用できなくなるかもだし。」

「そんなもん?」

「…私はね。だって、そういうのがあるって、前の彼女の名残か、じゃなきゃ遊び慣れてるって思うもん。」

/166ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ